サウジアラビアが砂塵嵐監視イニシアチブを立ち上げ、世界の早期警報システムの能力を拡大

【画像：https://kyodonewsprwire.jp/img/202412121604-O2-PJGC78B8】

リヤドのCOP16でレジリエンス・デイが開催され、行動と資金調達が動員される

リヤド（サウジアラビア）, 2024年12月12日 /PRNewswire/ -- サウジアラビアのUNCCD COP16議長国は、世界的な早期警報システムを大きく後押しするため、地域的な砂嵐早期警報システムの一部である砂嵐監視のための国際的イニシアチブの立ち上げを発表した。この構想は、世界気象機関（WMO）が監督する既存の国際的な砂嵐対策能力を拡大するものである。

 

【画像：https://kyodonewsprwire.jp/img/202412121604-O1-E67UThve】

 

リヤドで開催されているCOP16のリヤド・アクション・アジェンダの一環として、この発表は、世界的なレジリエンス・イニシアチブの行動を促進することを目的としたCOP16のテーマ別日である火曜日のレジリエンス・デーの中で行われた。一日を通して行われた議論やイベントは、土地の劣化、干ばつ、砂漠化と闘うための新たな資金と解決策を提供するものだった。UNCCDによれば、毎年20億トンの砂や塵が大気圏に流入しており、これはギザの大ピラミッド350個分の重さに相当する。その25％以上が人間の活動によるものと推定されている。

ジッダを拠点とする砂塵嵐警報勧告・評価システム（SDS-WAS）は、北京、バルセロナ、バルバドスを含む国際ネットワークの一部であり、世界のWMO加盟ノードの数を4つに増やした。

パネルディスカッションの中で、GCC地域砂嵐警報助言・評価ノード（ジッダ）のCEOであるジュマーン・アルカタニ氏は、同センターの能力の拡大について次のように述べた：「センターは、この地域の砂嵐を予測するために、解像度の異なる3つのモデルを開発した。

アル＝カフタニはまた、砂塵嵐に対する世界的な監視、警告、協調を強化するイニシアチブについても言及し、次のように述べた：「サウジアラビアは国際的なパートナーシップ構想を立ち上げたばかりで、早期警戒システムを構築できていない国々の早期警戒システムを強化したいと考えている。これは、現在存在するWMO公認の地域センターを通じて行われ、サウジアラビアは今後5年間、この構想に1000万ドルを出資する。他の国連機関や国々にも、このイニシアチブを支援するよう呼びかける」。