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【宮田裕章テーマ事業プロデューサー】 シグネチャーパビリオン「Better Co-Being」

共同通信PRワイヤー / 2024年12月16日 20時8分

この二者の協力によって創造されるユニフォームは、アテンダントスタッフを介し人と人をつなぎ、パビリオンが表現する3つ共鳴を具現化し、支える重要な要素となっています。中里唯馬氏とゴールドウイン社が、Better Co-Beingに新たな価値を加えています。


▼デザインコンセプト 中里唯馬氏 コメント

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412161794-O6-I85XfPNT


『時間や場所に応じて多様に変化する太陽の光をインスピレーションに、着る人と、様々な環境に応じて、形や着方に無数のパターンが存在する衣服の状態をつくり出すことを目指しました。カタチある物が絶えず移ろい続ける有り様を意味するIMPERMANENCEという言葉を、このユニフォームを表す言葉としてタイトルに添えたいと思います。』


<パビリオンが示す未来へのビジョンと共にある衣服>

これからの人類の未来への矛先を示すパビリオンコンセプト「Better Co-Being」。そのコンセプトを体現するような衣服の姿とは一体どんなものであるべきか。宮田氏と幾度となく交わした対話のなかから見えてきたのは、「光」というものがとても重要なキーワードであるということだった。その光とは、生物が太陽の光に呼応するような、躍動する生命の輝きともいうべき光である。

夏に、南フランスで強い日の光を受けた木々の葉の隙間から見える木漏れ日を見た際に、太陽の光は、生物に生きる力を与えるという側面と同時に、見る時間や場所によってその有り様が多様に変化するものだとあらためて実感した。これこそが求めていた光の表現だと閃き、「Better Co-Being」のアテンダントスタッフユニフォームのテキスタイルとして表現したいと考えた。

私は、その光景を撮影した写真と点描画で抽象的に光を表した絵、その二つをデジタル加工により重ね合わせ、さらにAI画像生成技術により画像をランダムにリピートしながら大きく拡大した。そして、最新のプリント加工技術(※)により布に印刷することで、布を裁断する箇所によってすべてのアイテムの柄が1点1点異なるように設計した。複数生産した場合でも1着ごとに柄の差異が生まれ、個体差をつくり出す。それは、パビリオンのコンセプトにある、一人ひとりの多様な豊かさを表現するものである。


<さまざまな独自機構>

ゴールドウイン社のアーカイブを紐解きながら、必要なディティールやパターンの随所に東洋のアイデンティティを込めたいと考えた。シャツの前開きには独自機構の前立てを、特に酷暑での着用を可能にするために、通気性をできる限り担保するための機構を考案。日本建築の障子をヒントに、衣服の内外の垣根を取り払えるような構造を目指し、袖下から脇がファスナーで大きく開閉する構造により、着ていてもダイナミックに風が体を通り抜ける。さらに、袖をくるくると巻き上げることでノースリーブにも変化し、布面積をできる限り減らすことが可能になっている。ファスナーの開閉具合を調整すれば、着る人の好みに合わせてシルエットをさまざまな形に変化できるようになっている。着物の帯からヒントを得たウエストベルトは、ウエスト位置を変えられ、さまざまな体型や好みに合わせて多様に変化させることができる。

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