【宮田裕章テーマ事業プロデューサー】 シグネチャーパビリオン「Better Co-Being」
共同通信PRワイヤー / 2024年12月16日 20時8分
※セイコーエプソン株式会社のデジタル捺染機「Monna Lisa」、顔料インクを使用。アナログ染料プリントと比較して96%の水使用量を削減し、必要な量だけ必要な時に生産して廃棄物の削減に貢献します。エプソンホームページ:https://www.epson.jp/products/textile/
▼企画開発・製作 ゴールドウイン
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202412161794-O7-IpKWDQ34】
屋外型パビリオンに適したユニフォームを開発するべく、長年、スポーツ・アウトドアアパレルメーカーとして培ってきた知見や技術を駆使し、企画開発・製作を担いました。中里唯馬氏とともに、当社の富山本店の研究開発施設「ゴールドウイン・テック・ラボ」が中心となり、デザイン、機能性、多様性などのさまざまな面において、アテンダントスタッフが快適に、かつ、それぞれの個性や好みに合わせて多様に変化しながら着用できるユニフォームの完成を目指しました。
<新たな遮熱素材を開発>
研究開発施設「ゴールドウイン・テック・ラボ」では、屋外で衣服を着用する際の暑さ対策として、新たに生地の太陽光反射率に着目し、素材メーカーとともに新たな生地開発を進めました。
化学繊維を使用したシャツ、コットンを使用したTシャツともに、特殊な加工技術により、紫外線遮蔽率(UVカット値)、太陽光の反射率をともに高めた新たな素材が完成し、今回、当ユニフォームのジャケット、シャツ、パンツの生地に採用しました。この新遮熱素材は、日本で回収された使用済みペットボトルを原料としたリサイクル率76%の超フルダル糸であり、環境にも配慮した素材になっています。
<AI・3Dデジタル技術を駆使し、環境に配慮したテキスタイルグラフィック開発>
テキスタイルパターンの開発にはAI技術を、グラフィックのサイズや配置の開発・検証に「ゴールドウイン・テック・ラボ」の3Dデジタル技術を駆使しました。
繊細できめ細かなテキスタイルを連続したプリントデータにすることは難しく、柄を繰り返すことによって発生するピッチの境目が、生産工程における残反増加の原因となります。当社は、環境配慮の一貫として、AI技術を用いることによりつなぎ目のない連続したプリントデータの開発により、ピッチに捉われないパターン制作を実現してきました。今回のテキスタイル開発でもこのAI技術を応用することで、残反の削減を実現しました。また、3Dデジタル技術の応用により、デジタル上で試作サンプルを開発することで、従来のテキスタイル開発やサンプル資源の削減に繋げることができました。
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