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AIによって特定された、がん治療におけるアンメット・ニーズを対象とした前臨床段階の創薬資産について、メナリーニ・グループとインシリコ・メディシンが二度目の全世界独占契約を締結

共同通信PRワイヤー / 2025年1月14日 10時4分


「メナリーニ・ステムライン社と共同作業を進めてきたこれまでの経験から明らかになったのは、同社が効率的で、機敏で、戦略的で、最良の新規治療ソリューションを迅速にがん患者へ提供し、プログラムの成功確率を最大化することに尽力していることです」と、インシリコ・メディシンの創設者兼CEOであるアレックス・チャボロンコフ博士は述べています。「戦略的な先見性を持ったメナリーニ・ステムライン社の経営は、腫瘍学の分野を急速に再構築しています。世界中の患者の生命を延ばすという彼らの探求に参加できることを私たちは大変嬉しく思います。」 


今回の契約に基づき、ステムラインはインシリコ社に2,000万ドルの契約一時金を支払います。開発、薬事規制、商用化におけるすべてのマイルストーン支払いを含むこの契約の総額は5億5000万ドルを超え、これに段階的なロイヤルティ支払いが加わります。


この提携に先立ち、メナリーニ・グループとインシリコは2024年1月、乳がん治療およびその他のがん適応症を対象とした革新的な低分子化合物であるMEN2312の独占的ライセンス契約を締結しています。


MEN2312について


MEN2312は、インシリコの研究開発チームにより、エンドツーエンドのPharma Generative AIプラットフォームを用いて開発されました。この薬剤は、KAT6を阻害し、転写レベルで内分泌受容体(ER)の働きを抑制します。これにより、変異やリガンド非依存的なERの構成的活性化によって引き起こされる内分泌療法への耐性を克服できる可能性があります。前臨床試験において、この分子は複数のCDXおよびPDXモデルにおいてKAT6に対する強力な阻害作用を示し、有効性および安全性も良好でした。


メナリーニ・グループについて


メナリーニ・グループは、売上高47億ドル以上、従業員数17,000人以上を擁する医薬品・診断薬の国際的なリーディング・カンパニーです。メナリーニは、アンメット・ニーズの高い治療領域に重点を置き、心臓病、腫瘍、肺炎、消化器病、感染症、糖尿病、炎症、鎮痛の分野に向けた製品を提供しています。同社は、18の生産拠点と9つの研究開発センターを有し、世界140か国で広く製品販売を展開しています。詳細については、menarini.comをご覧ください。


ステムライン・セラピューティクスについて


ステムライン・セラピューティクス(「ステムライン」)はメナリーニ・グループの完全子会社で、新規のがん治療薬の開発および商業化に焦点を当てた商業段階のバイオ医薬品企業です。ステムライン社は、ORSERDU®(エラセストラント)を米国および欧州で販売しています。本剤は、エストロゲン受容体(ER)陽性、ヒト上皮成長因子受容体2(HER2)陰性、ESR1遺伝子変異の進行性または転移性乳癌で、内分泌療法を1ライン以上受けた後に病勢進行した閉経後女性または成人男性の治療を適応とする経口内分泌療法剤です。また、ステムラインは、攻撃性の高い血液がんである芽球性形質細胞性樹状細胞新生物(BPDCN)の患者を対象に、CD123を指向する新規標的治療薬ELZONRIS®(tagraxofusp-erzs)を米国および欧州で販売しています。同治療薬は、現在までに米国および欧州で唯一承認されているBPDCN治療薬となっています。また、多発性骨髄腫を対象としたXPO1阻害剤であるNexpovio®を欧州で販売しています。同社はさらに、固形がんおよび血液がんを対象に、さまざまな開発段階にある低分子化合物および生物学的製剤の広範な臨床パイプラインを有しています。

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