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スギCLT の木目を生かして難燃化を実現する準不燃材料を開発

共同通信PRワイヤー / 2025年1月15日 14時0分

スギCLT の木目を生かして難燃化を実現する準不燃材料を開発

スギCLTの木目を生かして難燃化を実現する準不燃材料を開発

-準不燃材料の国土交通大臣認定を取得、天井や壁の仕上げに適用可能に-


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202501152889-O1-6re94YSK


2025年1月15日

株式会社竹中工務店

カシュー株式会社

長瀬産業株式会社

ナガセケミカル株式会社


スギCLTの木目を生かして難燃化を実現する準不燃材料を開発 -準不燃材料の国土交通大臣認定を取得、天井や壁の仕上げに適用可能に-


竹中工務店(社長:佐々木正人)、カシュー(社長:戸次強)、長瀬産業(社長:上島宏之)、ナガセケミカル(社長:荒島憲明)は共同で、スギCLT※1に透明度・耐久性に優れた難燃化塗料を塗布した内装向けの準不燃材料を開発し、準不燃材料※2の国土交通大臣認定を取得しました※3。建築基準法の内装制限※4を受ける室内の天井や壁において、スギCLT表面の木目が見える温かみのあるデザイン性の高い空間を実現できます。

【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202501152889-O11-P9tV965o

内観イメージ

天井や壁の木目が見える温かみのある空間を実現



可燃物である木材を内装材として壁や天井に使用する場合、建築基準法の内装制限に適合させる必要があります。適合させるための方法の一つに木材表面に難燃化塗料を塗装する方法がありますが、従来の難燃化塗料に含まれる無機系難燃剤は透明性を低下させる場合があり、木目を長期間きれいに見せることに課題がありました。

今回開発した準不燃材料は、スギCLTに透明度・耐久性に優れた難燃化塗料を塗布したものです。無機系難燃剤を含まない水ガラス系塗料を用いることで、従来の難燃化塗料と比べて透明性が高くなります。さらに木材と塗膜の追従性を高める下塗り塗料と、耐水性に優れた上塗り塗料を組み合わせることにより、耐久性を改善しました。これをスギCLTに塗布することで、高い透明性と耐久性を有しながら、難燃性も兼ね備える準不燃材料を実現しました。

今後、このたび開発した準不燃材料を積極的に展開し建物の内装木質化を推進することで、脱炭素社会の実現に貢献していきます。


※1 CLT(Cross Laminated Timber):繊維方向が直交するように積層接着した木質パネル。1990年代にヨーロッパで開発され、現在は建築材料として主に建物の床や壁に使われる。

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