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「セルロースナノファイバーの安全性評価書-2025-」を公開

共同通信PRワイヤー / 2025年1月27日 14時0分


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202501233267-O2-rRU5btuk


本評価書は下記の産総研ウェブサイトからダウンロードできます。

セルロースナノファイバー(CNF)の安全性評価(FY 2017-)


公開文書の概要と新たに加わった主な成果

本評価書(図2)では、第2章から第6章において、動物試験や細胞試験の結果を中心に、ヒトへの健康影響に関する情報を整理しています。第2章では、発がん性や遺伝的障害のスクリーニング試験である遺伝毒性試験の結果を示し、第3章では、繊維状物質に関連して懸念される中皮腫に関する知見を取り上げています。第4章から第6章では、それぞれ吸入暴露、経皮暴露、および経口暴露による影響を整理しています。第7章では、ヒトの暴露に関する情報として、作業環境調査や模擬試験を含むCNFの排出・暴露評価事例を紹介し、注意が必要なプロセスや対策、管理方法、および計測法についてまとめています。さらに、第8章と第9章では環境影響に焦点を当て、水生生物への影響および生分解性に関する知見をそれぞれ取り上げています。最後に、第10章で各章の結果を総括しています。


本評価書は、2022年12月に公開した評価書の内容を更新し、本事業で新たに得られた成果を含めています。第3章では、マウスの腹腔内投与試験および培養細胞試験による中皮腫発生に関する検証結果を追加しました。第4章では、28日間にわたるラット気管内投与試験や培養細胞試験に加え、福井大学が実施したマウス気管内投与試験およびラット吸入暴露試験の結果を新たに取り上げています。第6章では、福井大学が実施したラットおよびマウスによる28日間反復経口投与毒性試験の結果を加えています。第7章では、排出・暴露評価事例を追加し、第8章では、藻類、甲殻類、魚類などの水生生物を対象とした生態影響評価の結果をまとめています。これらの成果を盛り込むことで、CNFの安全性評価に関する知見がさらに充実し、より包括的な内容となりました。


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202501233267-O3-492P0pfV


今後の予定

1月29日(水)から31日(金)まで、東京ビッグサイトで開催される「nano tech 2025 第24回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」のNEDOブースで本評価書を展示・配布します。また、同展示会内で1月30日に開催されるNEDOセミナー】「CNF複合材料・部品・製品の市場拡大を目指して」~NEDO事業 炭素循環社会に貢献するセルロースナノファイバー関連技術開発 成果報告会~において、概要を紹介します。

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