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日本で初めて日本人母乳中ヒトミルクオリゴ糖の濃度と 子の頭囲の成長や精神神経発達との関連を評価

共同通信PRワイヤー / 2025年1月27日 14時0分


※1 東北メディカル・メガバンク機構は、未来型医療を築いて震災復興に取り組むために設置され、東日本大震災の被災地の地域医療再建と健 康支援に取り組みながら、医療情報とゲノム情報を複合させたバイオバンクを構築している機構です。

※2 ヒトミルクオリゴ糖は母乳中に3番目に多く含まれている多糖類です。乳には多糖類が含まれていますが、母乳には量および種類ともに多く含まれており、その機能性が注目されております。

※3 今回はAges & Stages Questionnaires®, Third Edition(ASQ-3、乳幼児発達検査スクリーニング質問紙)という評価指標を用いました。ASQ-3には5つの発達領域(コミュニケーション、粗大運動、微細運動、問題解決、個人・社会)について親が回答することで子どもの発達を評価します。

※4 難消化性オリゴ糖とは、胃や小腸で消化されにくい多糖類のことです。難消化性オリゴ糖はそのまま大腸まで届き、腸内細菌の栄養源となります。

※5 三世代コホート調査とは、東北大学東北メディカル・メガバンク機構が実施している長期健康調査の一つで、主に宮城県の7万人以上の方にご協力いただいております。この調査は、世界初の三世代の家系情報付きの出生コホート調査であり、世界最大規模の三世代のコホート調査でもあります。この調査は、一人一人の体質と生活習慣や環境がどのように病気と関連するかを調べ、病気の原因を明らかにし、体質を考慮した最適な病気の予防法や治療法を開発する基盤を作るために行われています。

※6 ここでは、出生から6カ月以上の間、母乳のみで育てられた乳児を母乳栄養児としております。

※7 多変量解析とは、複数のデータの関連性を同時に解析する手法で、データを要約・予測するための統計解析手法の総称です。


論文内容

【タイトル】

母乳中濃度分布と子の脳発達指標との関連性評価のための母乳中ヒトミルクオリゴ糖8種の定量

(Absolute quantification of eight human milk oligosaccharides in breast milk to evaluate their concentration profiles and associations with infants’ neurodevelopmental outcomes)


【著者名】

Keigo Sato, Yoshitaka Nakamura, Kazuhito Fujiyama, Kinuko Ohneda, Takahiro Nobukuni, Soichi Ogishima, Satoshi Mizuno, Seizo Koshiba, Shinichi Kuriyama, Shinji Jinno

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