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高ストレス者の7割以上が睡眠6時間未満であり、逆に低ストレス者の約7割は6時間以上寝ている

共同通信PRワイヤー / 2025年2月4日 14時10分


 図1は、調査対象者128,896人全体における、ストレス度合の分布です。低ストレス者(A判定)は6.0%、高ストレス者(E判定)は15.2%でした。

 以下では、低ストレス者、高ストレス者それぞれについて、平均睡眠時間別の分布をみていきます。


調査結果


【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202501303613-O2-U0wa1v00


 図2は、本調査対象のうち、高ストレス者と判定された19,579人、低ストレス者と判定された7,752人について、平均睡眠時間別の分布を示したグラフです。高ストレス者の72.3%が平均睡眠時間「6時間未満」と回答しているのに対して、低ストレス者では、68.0%が平均睡眠時間「6時間以上」と回答したことがわかります。

 具体的には、平均睡眠時間「5時間未満」と「5時間以上6時間未満」では、いずれも高ストレス者の割合が低ストレス者の割合を上回り、差はそれぞれ23.6ポイント、16.7ポイントでした。一方、平均睡眠時間「6時間以上7時間未満」、「7時間以上9時間未満」、「9時間以上」では、いずれも低ストレス者の割合が高ストレス者の割合を上回り、差はそれぞれ19.6ポイント、20.0ポイント、0.7ポイントでした。


まとめ

 今回はストレスの高い人、低い人を対象に、平均睡眠時間の実態を調査しました。高ストレス者は平均睡眠6時間未満、低ストレス者は平均睡眠6時間以上を中心に分布していることがわかりました。少なくとも6時間の睡眠時間を確保することが、ストレスを予防する目安となるかもしれません。 

 厚生労働省「健康づくりのための睡眠ガイド2023」においても、健康へのリスクを下げるために6時間以上の睡眠が目安として推奨されています。睡眠時間の不足している方は、日々の生活を見直すことが大切です。

文責:福田築(ストレスチェック研究所 アナリスト、公認心理師)


調査対象

調査期間:2023年4月1日~2024年3月31日

調査対象:ドクタートラスト・ストレスチェック実施サービス 2023年度契約企業・団体の一部

有効受検者数:128,896人


ドクタートラスト概要

株式会社ドクタートラスト https://doctor-trust.co.jp/

株式会社ドクタートラスト(本社:東京都渋谷区、代表取締役:高橋雅彦)は企業ではたらく人の健康管理を専門に受託している会社です。産業医(国内第1位※)や保健師などの医療資格者が企業を訪問の上、健康診断結果に基づく健康指導、過重労働者面談を行います。また、257万人超のビッグデータに基づく職場環境改善コンサル「STELLA」や、 外部相談窓口サービス[アンリ]、健康管理システム「エール+」もご好評いただいております。その他 ストレスチェック、健康経営セミナー、 衛生委員会のアドバイスなど、さまざまな業務を実施します。※帝国データバンク調べ

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