部下の顔面殴り歯にひび、上司から現金脅し取る 陸自2等陸曹を懲戒免職処分

【地図】京都市西京区

　陸上自衛隊桂駐屯地（京都市西京区）は16日、部下や上司に暴力をふるい、現金を脅し取ったとして、中部方面後方支援隊の男性2等陸曹（42）を懲戒免職処分とした。

　桂駐屯地によると、陸曹は2012年2月ごろ、20代の男性隊員の顔面を殴ってけがを負わせた。

　15～16年ごろには、別の20代隊員の顔面を平手打ちし、50代の隊員に暴行を加えた上で現金3万4千円を脅し取ったという。いずれも職務中で、22年に恐喝容疑で書類送検され、不起訴処分となっていた。陸曹は「隊員の姿勢と態度に不満があった」と話したという。