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京都市東山区のマンションで高齢男性殺害、京都地検が陸上自衛官の男を起訴

京都新聞 / 2024年4月19日 16時5分

京都地検

 京都市東山区のマンションで昨年12月、高齢男性が刺殺された事件で、京都地検は19日、殺人と銃刀法違反の罪で、住所不定、陸上自衛官水島千翔(ゆきと)容疑者(21)を起訴した。地検は昨年12月から、当時の精神状態などを調べるため鑑定留置し、刑事責任を問えると判断した。水島被告は逮捕時の調べに「人を殺したかった」などと述べており、公判で詳しい動機の解明などが焦点となる。

 起訴状などによると、昨年12月3日午後7時55分ごろ、東山区本町通塩小路下ルのマンション2、3階の踊り場付近で、住人の岡田好次郎さん(82)の腕を引っ張るなどして転倒させ、背中を踏みつけて包丁で複数回突き刺し、殺害したとしている。

 府警によると、水島被告は事件当日に勤務先と寮のある陸自祝園分屯地(京都府精華町)から包丁を持って外出。同マンション前で帰宅してきた岡田さんを偶然見つけて追いかけ、刺殺したとみられる。1週間後、東京都港区で宿泊施設から出てきたところを京都府警の捜査員に逮捕され、所持していたリュックサックから凶器とみられる刃渡り十数センチの包丁1本が見つかった。

 府警や捜査関係者の説明では、水島被告は同分屯地で弾薬の保管や整備などの業務に就き、職場内でのトラブルはなかった。調べに対し「誰でもよかった」などと容疑を認め、「反撃されないため大柄な男性以外を狙った」と説明。事件後も包丁を持ち歩いていたとみられ、「次は同世代の女性や子どもを狙うつもりだった」と供述したという。

 防衛省陸上幕僚監部は「殺人で起訴されたことは誠に遺憾。事案を重く受け止め、再発防止に努める」とのコメントを出した。

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