町が交付金の申請ミス、国から1700万円受け取れず 小学校給食棟改修で

【資料写真】京都府大山崎町役場

　京都府大山崎町はこのほど、昨年度に実施した第二大山崎小学校の給食棟整備工事に関し、本来は補助対象ではない国の交付金を誤って申請し、国から約1700万円を受け取れなかったと明らかにした。同日の町議会全員協議会で報告した。

　町によると、給食棟は床面積約220平方メートルで、うち約140平方メートルが構造の変化を伴わない改修で整備した。申請した「学校施設環境改善交付金」は基本的に新増築や改築をした場合が対象となるが、府を通じて国と事前協議などをする際に当時の担当者が改修と改築を間違っていたという。

　事業実績報告を行う際に現在の担当者がミスに気付いた。財政調整基金を取り崩すなどして対応するという。町は「ケアレスミスを防ぐ体制づくりを徹底したい」としている。