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寺の参道に「イノシシ」「クマ」「ウサギ」 実は切り絵オブジェ 滋賀県湖南市

京都新聞 / 2024年5月4日 12時0分

新緑の美しい参道で参拝者を出迎える動物のオブジェ(湖南市・長寿寺)

 滋賀県湖南市の長寿寺の参道に、切り絵作家早川鉄兵さん=滋賀県米原市=の作品が展示されている。新緑のまぶしい境内で切り絵のオブジェが参拝者の目を楽しませている。

 ゴールデンウイークに、寺との縁を子供に持ってもらおうと昨年から行っている。

 オブジェは木製で30センチから1メートルのイノシシの親子やクマ、ウサギ、キツネなど。早川さんが切り絵作品の形に板を切り、カッティングシートで表情や毛並みを表現した。「山から現れた動物」をテーマに、本堂までの参道130メートルに配置している。今年はオブジェに生花を置き、参拝者に本堂に供えてもらう仕掛けをした。

 藤支良道住職は「本尊が子供を守るとされる地蔵菩薩であり、ぜひ子供と一緒に訪れて」と話している。

 5月4日午後6時半~8時半に夜間ライトアップも行う。要拝観料。

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