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「ポケモン老害」と言われないために…最新作『SV』の「けしからん」要素を心得る

マグミクス / 2023年2月21日 17時10分

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■最新作『SV』をプレイして「老害ムーブ」を起こさないためには?

 今や世界的なムーブメントを巻き起こしている『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』。売り上げは記事配信時点で累計477.6万本以上(国内)。発売以降3か月連続で首位をキープしています。さて、この『SV』熱狂はすでにポケモンを「卒業」したはずの大人たちをも巻き込み「久々にポケモンを買ってみたらハマった」という声が多いのも特徴です。

 一方、1996年に発売された初代『赤・緑』の頃と近年の『ポケモン』では操作性からグラフィック、ゲームシステムの根本からして違っています。まして今回の『SV』ではシリーズとしては初のオープンワールドということで、まるで勝手が違います。

 なかには「最近のポケモン」の変化に戸惑う声も見受けられます。もちろん、それは無理からぬことではありますが、油断していると「最近のポケモンはけしからん」なんて老害ムーブを発動しかねません。そうならないためにも、改めて「最近のポケモン」がどうなっているのか、はたまたどうとらえれば良いのか、一緒に心得て参りましよう。

※この記事における「老害」という語は特定の年齢層を揶揄(やゆ)するものでなく、新しい『ポケモン』を受け入れず、むやみに否定する姿勢という意味で使用しています。

 まずオールドファンを驚かせたのが、ポケモンが草むらから飛び出してくるのでなく、目視可能な状態で闊歩(かっぽ)していること。いわゆるシンボルエンカウント制が本作でも採用されています。半ば自分の意思でポケモンとバトルを開始するので、「野生のポケモンが飛び出してきた」感は薄まります。が、それ以上にポケモンたちがどのように暮らしているのかがよく分かり、この世界への没入感が段違いです。これに関してはむしろ喜びの方が大きく、老害ムーブをかます隙などないでしょう。

■さすがに「けしからん」? レベル上げの「自動」化

 問題は、次です。『SV』では新たに「レッツゴー」と「おまかせバトル」という機能が実装されました。こちらは、ポケモンを1匹選んで連れ歩き、さらにトレーナーが見守る範囲にいる野生のポケモンたちと勝手に戦ってくれるというもの。見ようによっては「レベル上げの自動化」が可能になったといえます。

 なるほど「けしからん」要素がなくはないですが、とはいえ野生のポケモンたちと懸命に戦う手持ちのポケモンを見守る気持ちは一心同体そのもの。時に傷ついて慌てて帰ってくるなどするので、決して機械的なレベル上げ作業になったわけではありません。むしろ草むらで十字キーをこねくり回していた左親指が解放されたことを喜びましょう。

 さらに今回、久々に『ポケモン』をプレイした方々から驚きの声があがっているのが「ポケモンセンター」の簡素化です。『SV』では一個の建物を構えておらず、街の入り口やフィールドの随所にある給油スタンドのような雰囲気に。完全に屋外です。また、「フレンドリィショップ」や「わざマシンマシン」も横並びで併設されており、必要な機能がぎゅっと1か所にまとめられています。

 なお、歴代のポケモンセンターの職員さんは看護師のような格好をしていますが、今作では比較的カジュアルな服装にチェンジ。時代の移ろいを感じます。さらに『SV』では「ボックス」での入れ替え作業をポケモンセンターでなく、手元の「スマホ」作業で済ませられる仕様になりました。

 今思えば、これまでは 役所にわざわざ赴いて面倒な作業をさせられていたようなもの。それがスマホでどこでもできるようになったのですから、これはもう歓迎の一択です。

 ここまで、大人になったかつての『ポケモン』プレイヤーがうっかり「老害ムーブ」をかましてしまう可能性のある最近の『ポケモン』事情を見てきました。まさに『ポケモン』というゲームは「進化」し続けているのがよく分かりました。

 ちょっと目を離せば、がらりとまた「進化」してしまうことでしょう。わざとブランクを空けて、その「進化」ぶりに驚くのも古参だからできる一興かもしれません。

(片野)

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