夏休みに必見！　もう配信にある、22～23年公開のアニメ映画話題作

マグミクス / 2023年8月2日 18時10分

■23年公開の映画もすでに配信済み！

『君の名は。』以降、アニメ映画の大ヒット作が毎年のように生まれ、また上映本数も増えています。その充実ぶりに、気になる作品でみ見逃してしまった人もいるのではないでしょうか？夏休みこそ、そういった作品をチェックするチャンスです。

　今回は直近1年以内に公開されたアニメ映画から、すでに配信サイトで見ることができる作品を4作品紹介します。例年以上に暑い2023年の夏は、家にこもってアニメ映画を観まくりましょう。

●『夏へのトンネル、さよならの出口』

『夏へのトンネル、さよならの出口』は、欲しいものが何でも手に入る「ウラシマトンネル」の存在が噂される片田舎を舞台に、協力してそのトンネルを調査する高校生男女によるジュブナイルSFです。

　同作は2022年9月9日の公開後にアニメファンから好評を集めていましたが、2023年6月にフランスで行なわれた世界最大級のアニメーション映画祭であるアヌシー国際アニメーション映画祭にて、特別賞にあたる「ポール・グリモー賞」を受賞し、国際的な評価を得ました。

　八目迷先生による同名小説の原作をギュッとまとめており、長さは83分ほどと今回紹介するなかでもっとも短く、見やすいでしょう。しかし、アニメーションの繊細なキャラの演技を筆頭に、映像美でも目を引く場面が多く、見ごたえは充分です。「Amazon Prime Video」「dアニメストア」「YouTube ムービー」で配信されています。

●『金の国水の国』

　2023年1月27日に公開された、半年ほど前の作品もすでに配信されています。岩本ナオ先生の同名マンガが原作の『金の国水の国』の物語は、商業国家の「金の国・アルハミト」と、自然豊かな「水の国・バイカリ」という敵国同士に住むふたりが、偽りの夫婦になるところから始まります。

　原作は「このマンガがすごい！」で史上初の2連覇（オンナ編）を果たしたマンガで、映画ではその暖かみある優しい雰囲気が圧倒的な映像クオリティによって再現されました。「2023年初泣き」を謳われていただけに「とにかく感動したい！」という方におすすめの1作です。同作は「Amazon Prime Video」「U-NEXT」「YouTube ムービー」で配信されています。

●『かがみの孤城』

　2022年12月23日に公開された『かがみの孤城』は、辻村深月先生による同名小説を、『クレヨンしんちゃん』や『カラフル』などで知られる原恵一監督がアニメ化した作品です。こちらもアヌシー国際アニメーション映画祭で、コンペティション部門に選出されました。

　同作は引きこもり女子中学生のこころが鏡に吸い込まれ、別世界の城で見知らぬ中学生6人や、狼の仮面を被った少女と出会うファンタジーミステリーです。伏線が回収され、謎が解き明かされていく終盤の怒涛の畳み掛けは2022年アニメ映画のハイライトのひとつと言っていいでしょう。「Amazon Prime Video」「U-NEXT」「YouTube ムービー」で配信されています。

●『ONE PIECE FILM RED』

『ONE PIECE FILM RED』ポスタービジュアル　(C)尾田栄一郎／2022「ワンピース」製作委員会

　2022年8月6日に公開された『ONE PIECE FILM RED』は、言わずと知れた大人気少年マンガ『ONE PIECE』の劇場版アニメの第15作目で、国内興行収入197億円を記録する2022年最大のヒット作となりました。

　本編だけでなく、Adoさんが歌唱を担当した劇中の歌姫・ウタによる楽曲も大ヒットしており、映画を見ていない人でも「新時代」や「私は最強」などの曲を一度は耳にしたことでしょう。2023年の夏は『ONE PIECE』のNetflixの実写ドラマシリーズが注目されていますが、アニメ映画の新作はないため、改めてこちらを観るのもいいかもしれません。同作は「Amazon Prime Video」で配信中です。

　その他、ここまでに挙げた作品以外にも、1年以内公開のアニメ映画は多数配信されてます。また、特撮まで範囲を広げると2023年3月18日に公開された『シン・仮面ライダー』も、早くも配信されています。また、まだ劇場公開されている『THE FIRST SLAM DUNK』『BLUE GIANT』『グリッドマンユニバース』といった直近の話題作も、そろそろ配信に来るかもしれません。それらの配信が始まる前に、ぜひ今回紹介した作品を視聴しておきましょう。

（はるのおと）

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