全高3mのバハムート像が大迫力!「Cygames展」で『グラブル』『ウマ娘』ほか大ヒット作の魅力と歴史を味わってきた
マグミクス / 2023年9月2日 17時30分
■サイゲームスの12年の軌跡を味わえる大満足の展覧会!
2023年9月2日(土)から10月3日(火)にかけて、東京・上野の森美術館でCygames(以下、サイゲームス)が主催する展覧会「Cygames展 Artworks」が開催されています。
数々のヒット作で知られる同社はこれまでにも「Cygames背景アート展」や「Cygames MONSTER CREATIONS」などゲーム内の特定のアートにフィーチャーした展覧会を催してきました。本展覧会では作品ごとにラフや設定資料を含む膨大な資料が展示される構成となっており、同社の歩みを感じられる催しになっています。メディア向けの内覧会で分かった、その魅力をお届けします!
上野の森美術館の外観壁面をイベントビジュアルが彩っています
●『グラブル』グランサイファ―の大型模型に圧倒された!
最初に来場者を迎えてくれるのは、壁面に投影される『進撃のバハムート』のヒストリームービー。2023年9月1日でリリース12周年となったロングラインタイトルだけに、これまでに開催されたゲーム内イベントやストーリーを振り返ることができる映像に、同作の歴史をあらためて感じます。続くギャラリーでは、膨大なビジュアルの中から、キャラクターが中心に描かれた作品が展示されています。
黄昏にたたずむバハムートから目が離せない『進撃のバハムート』ヒストリームービー
対戦型DCG(デジタルトレーディングカードゲーム)として世界中でプレイされている『Shadowverse』のギャラリーでは、4000枚以上におよぶデジタルカードを展示。ここでひと際目を引くのは「タッチパネルによる展示」であるということです。気になったカードに触れられる、インタラクティブな試みとなっています。
『Shadowverse』展示コーナーより。カードに触れると、写真右に見えるようにカードがズームされます
続く『グランブルーファンタジー』ギャラリーの見どころは、なんといっても大空を駆ける騎空艇「グランサイファ―」の大型模型! クリエイターのこだわりがとことんまで詰まった優雅なデザインを360度から堪能できます。また、9年のサービスの間に紡がれたスケッチ・設定資料の展示にも圧倒されます。展示スペースは文字通り天井まで届くレベルで、上の方は見上げなければならないほどでした。
『グランブルーファンタジー』で主人公たちを乗せて大空を駆ける騎空艇グランサイファー
館内1F最後の展示となるのは『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』。190人にもおよぶアイドルたちのイラストが、ギャラリーを華やかに彩っています。展示は氏名の50音順となっていますので、“推し”がいる人はそれを頼りに探してみましょう。ここでは、周年を迎えるごとに制作されたリアル衣装も展示されていますのでそちらにも注目です。
■写真撮影の手が止まらない巨大バハムート像を見逃すな!
『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』展示コーナーより
2Fの『プリンセスコネクト!Re:Dive』ギャラリーでは、主人公が所属するギルド“美食殿”の仲間をはじめとするキャラクターたちが、星6覚醒ビジュアル、アプリ内で見られるSDキャラやカットインムービーとともに展示されています。SDキャラは小径のモニターで展示されており、かわいらしいアニメーションを楽しめました。
『プリンセスコネクト!Re:Dive』展示コーナーより
そこを抜けると、この展覧会のために制作された『進撃のバハムート』の巨大バハムート像が登場! 幅約5メートル、高さ約3メートルという威容と圧倒的なクオリティはそれだけで見る者を圧倒しますが、スマートフォン用の公式ガイドアプリからARカメラを起動すると、周囲に雷雲が立ち込め、雷鳴をその身に浴びて帯電する大迫力の姿を撮影して楽しむことができます。
『進撃のバハムート』のバハムート立像を公式ガイドアプリのARカメラでのぞき込んだ光景。噴煙と雷鳴が轟いて迫力がさらに増し、そのまま撮影して楽しめます
さらに『リトルノア』や『ドラガリアロスト』などの過去作品ギャラリー、ノンストップ体当たりアクションゲーム『ワールドフリッパー』のギャラリーを抜けると、『ウマ娘 プリティーダービー』ギャラリーへ。
アプリで楽しめるメインストーリーにスポットが当てられており、メジロマックイーン、ライスシャワーなど、各章で深く描かれたウマ娘たちの軌跡をたどれます。また、中央には大型モニターが設置されており、迫力のレース映像とライブシーンが上映されています。
『ウマ娘』のアプリメインストーリー第1章「駆け出しの一等星」で大きくスポットが当てられたメジロマックイーン
「過去(サービス終了タイトル)」、「現在(サービス中のタイトル)」とくれば、その後に続くのは必然的に「未来」。順路の最後には、サイゲームスがこれから家庭用ゲーム機でリリースする新作『GRANBLUE FANTASY: Relink』と『GARNET ARENA: Mages of Magicary(ガーネット アリーナ:メイジ オブ マジカリー)』のコンセプトアートが展示されています。
「Project GAMM」あらため『ガーネット アリーナ:メイジ オブ マジカリー』のコンセプトアート
『ガーネット アリーナ』は元マーベラスのゲームクリエイター・高木謙一郎氏による完全新作タイトルで、これまでは「Project GAMM」という名で発表されていました。そのヴェールがいよいよ少しずつ明かされていくことに期待しましょう。
●無料でダウンロードできるスマホ用公式ガイドアプリをお忘れなく!
先にも述べましたが、本展示会はスマートフォン用の公式ガイドアプリ「Cygames展」が提供されており、会場入り口で起動すれば各展示の概要や魅力をテキストと音声ガイドで楽しめます。
音声ガイドは『グランブルーファンタジー』であれば東山奈央さんが演じるルリア、『ウマ娘』であれば藤井ゆきよさんが演じる駿川たづななど各作品でおなじみのキャラが担当しています。こうした音声ガイドは多くの場合有料で提供されますが、それが無料であるところにもサイゲームスの“本気”を感じられます(会場で音声ガイドを利用する際は、周囲の迷惑にならないよう必ずイヤフォンをご利用ください)。
物販コーナーでは公式図録をはじめとしたグッズの数々が販売されています
サイゲームスの展覧会担当者によると、企画の経緯や会場の選定は「社内クリエイターたちによるクリエイティブを、きちんとしたアートとして扱いたいし、そう扱ってほしい」という思いによるものだそうです。まさに芸術の域にまで高まったといえる、クリエイターたちの技術やこだわりが詰まった珠玉の作品群を観にいってみてはいかがでしょうか。
(C) Cygames, Inc.
(C) CyDesignation, Inc.
(C) Cygames, Inc. / Citail Inc.
(C) Nintendo / Cygames
THE IDOLM@STER(TM) & (C) Bandai Namco Entertainment Inc.
(蚩尤)
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