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ツインファミコンほか任天堂互換機に取り組んだシャープの目の付け所はどうだったの?

マグミクス / 2023年10月23日 20時10分

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■シャープならではの想像力あふれる互換機たち

 1983年7月15日に発売された「ファミリーコンピュータ」(任天堂)は、2023年に発売40周年を迎えました。インターネット上には「ファミコン40周年キャンペーンサイト」が開設されており、毎週異なるテーマでファミコンソフトのナンバー1を決める「ファミコン国民投票」や「ファミコン全国一斉クイズ」などで、当時を懐かしむファンを喜ばせています。

 キャンペーンサイト内には、ファミコンが誕生した1983年からの出来事を振り返る「ファミコン年表」があり、そのなかでシャープの「ツインファミコン」が紹介されていました。

 1986年7月1日に発売されたツインファミコンは、ファミコンとディスクシステムの一体型ゲーム機です。AV出力端子で簡単にテレビと接続することができました。その後、連射機能が付いた後継機も発売されています。

 ディスクシステムの販売台数が400万台以上といわれているなか、ツインファミコンの販売台数は100万台ほどとの情報があり、互換機としては十分売れたといえるのではないでしょうか。SNS上では「ツインファミコンを珍しがって友達が遊びに来た」「ツインファミコンを持っている友達は金持ちに見えた」との声が挙がっており、持っていると羨ましがられるゲーム機だったことが伝わってきます。

 このツインファミコン発売から遡ること3年前、こちらも相当、羨望の眼差しを向けられていたのが、ファミリーコンピュータの機能を内蔵したシャープのテレビ「マイコンピュータテレビC1」です。ただ、こちらはディスクシステムを接続することはできず、また一部のソフトが動作しませんでした。

 その後、1989年に発売された「ファミコンタイトラー」(編集ファミコン)は、ファミコンにビデオ編集機能を搭載したモデルです。実際にYouTubeで使用する様子を紹介している動画もあり、画期的なゲーム機だったことがうかがえます。当時のメーカー希望小売価格は4万3000円と高額だったこともあってか、販売台数は伸びなかったようです。

 翌1990年11月には「スーパーファミコン」が発売され、そしてその1か月後、テレビとスーパーファミコンが一体化したモデル「SF1」が登場しました。テレビの上部にスーパーファミコンのカセットを入れる挿入口があり、テレビの前面にコントローラーの接続口がついています。一体化しているため、ゲーム機とテレビを繋ぐケーブルが不要で、テレビの周りをスッキリさせられるメリットがありました。一方で、テレビかスーパーファミコンのどちらかが壊れてしまうだけで、ゲーム機として機能しなくなるのが難点です。

 ちなみに、シンガーソングライターのaikoさんがTwitter(当時。現X)に投稿した過去の写真に、SF1らしきテレビが映っており、一部で驚愕の声が挙がっていました。

 任天堂が1980年に発売した「ゲームウォッチ」の液晶はシャープ製でした。大手家電メーカーであるシャープがファミコン市場に参入できた理由は、ファミコン発売以前から任天堂と良好な関係にあったから、と、一説にはいわれています。

(LUIS FIELD)

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