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【漫画】猫は激怒した『走れメロスな猫』 王に迫る猫、全く走っていない…

マグミクス / 2019年12月5日 11時10分

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■猫は激怒した 必ず、かの邪智暴虐な王を…

 太宰治の小説『走れメロス』。「メロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した」という冒頭の文章は、国語の授業で習い、覚えている人も多いでしょう。

 もし、メロスが猫だったら……? 漫画家のぱんだにあさん(@pandania0)による『猫の昔話』シリーズは、Twitterに投稿されるたびにゆるいかわいさが注目されています。

 作品について、ぱんだにあさんにお話を聞きました。

ーーぱんだにあ様が猫のマンガを描き始めたきっかけを教えて下さい。

 パンダのキャラクターやマンガを描いていたのですが、ふと妖怪と猫を足したキャラクターを思いついてろくろくびの4コママンガをTwitterに載せたのがきかっけです。猫も妖怪も大好きだったので、反響があってとてもうれしかったです。

ーー『猫の昔話』の『走れメロスな猫』では、猫の表情が殆ど変わっていないのに、激怒している描写が見事だと感じました。キャラクター作りで工夫されている点はありますか?

 ありがとうございます。動物(特に猫)がかわいいところのひとつが真顔だと思っています(キョトンとした顔というのかも……)。

 真顔だけど何か雰囲気で訴えてくる感じが好きなので、そういったかわいさや面白さを表現できたらと思っています。

ーーその他、Twitterで公開されている作品のなかで、反響が大きかったものや、ご自身が気に入っているものを教えて下さい。

 一番、反響が大きかったのは悪役の分類です(悪役キャラクターを3種類に分類したイラストです)。物語に出てくる悪役がとても好きなのでこのイラストは気に入っています。プレミアムフライデーの少女も好きです。

『ねこようかい ショキショキ』(竹書房)

ーー2019年11月22日(金)発売したコミックス『ねこようかい ショキショキ』について教えて下さい。第4巻、では『ショキショキ』という表記がかわいらしいですね! 描き下ろしの内容など、見どころを教えて下さい。

「ショキショキ」は「あずきあらい」があずきを洗う時の音です。2巻がニッ、3巻がミーだったので4巻を何にしようか担当の方と色々悩みました。他はしっぽ、とか、シャーが候補でした。

 描き下ろしは前の巻と同じく、「ねこようかい」が飼い主をどう思っているかというマンガです。いつもはあまり「ねこようかい」側の考えを文字にはしないのでコミックスならではの見どころだと思います。好きなのは描き下ろしの「さざえおに」です。

ーー作品に対してたくさんの感想が寄せられていますが、特にうれしかった感想の声、印象に残った読者の声について、教えて下さい。

 感想をいただけるとそれだけでとてもうれしいのですが、読んで癒やされた、元気になったと言っていただけると私も元気になれます。また、「ねこようかい」が本当にいたらいいなと言っていただけるのもうれしいです。私も好きなマンガを読むとそう思うことが多いので。

ーー今後、Twitterで発表される作品については、どのように活動していきたいとお考えでしょうか?

 猫のマンガを描きながら不思議な物(妖怪とか)や悪役という好きな物についても描いていけたらなと思っています。絵本も描いてみたいですね……。

(マグミクス編集部)

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