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「スイッチ後継機」にも受け継がれる? 任天堂歴代ハードの驚くべき進化4選

マグミクス / 2024年2月21日 17時25分

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■「任天堂らしい提案」を望む意見も

 家庭用ゲーム機のプラットフォーマーとして、任天堂はいま現在も最先端で活躍を続けています。同社のゲーム機は、時代によって人気の波もあるものの、2017年に発売を開始したNintendo Switch(以下、スイッチ)は長く愛されており、支持の厚さは疑うまでもないほどです。

 しかしスイッチがどれほど好評でも、時代の移り変わりと共に、性能面で物足りなさが出てきます。高性能だけが正解ではありませんが、限られた性能では思うようにゲームが作れません。そのため、ソフトメーカーから敬遠されないよう、新たなゲーム機──スイッチに続く「後継機」がいずれ出るものと思われます。

 多くの消費者も「スイッチ後継機」がいつ出るのか。そして、どんな性能になるのか。気になる声がSNSなどに飛び交っています。待ち望む人々は、「スイッチ後継機」にどんな機能や改善点を求めているのでしょうか。その実態へと迫る、読者アンケートの結果を発表します。

 なお、アンケートは2024年2月9日から2024年2月13日までの期間実施し、合計票数は133票でした。

●「携帯性」「低価格」「マルチな活用」などが横並び
「スイッチ後継機に欲しい機能や改善点」について意見を求めたところ、ニンテンドー3DSのような「2画面デバイス」を望む声は、5票と少な目でした。2画面構成というゲーム機は、ニンテンドーDSやWii Uでも採用しており、任天堂らしいユニークな展開でしたが、新たな後継機にそれを求める人は少人数にとどまりました。

 スイッチの特徴ともいえる「持ち歩いて遊びやすい携帯性」は10票、普及にも大きく貢献した「購入しやすい低価格」は9票と一定数に支持されています。後継機への継承を望む声は、そのままスイッチの成功を示す証ともいえます。

 また同程度に多かったのが、「ゲームプレイに留まらないマルチな活用」で10票でした。Webサイトの閲覧、動画サービスの視聴、画像や映像の編集および投稿といった機能の充実を求め、マルチな活躍に期待する人もいました。

●第4位:任天堂らしい「新たな遊び」や「斬新な機能」(13票)
 さまざまな意見に票が投じられるなか、頭ひとつ抜け出して第4位になったのが、「任天堂らしい新たな遊びや斬新な機能」でした。

 任天堂はユニークなゲーム機を数多く生み出し、その特徴を活かしたゲームソフトを通して新たなゲーム体験を提供しています。そうした体験を、「スイッチ後継機」でも味わいたい……そう願う人がいるのも、納得のいく話です。

 例えば「ファミリーコンピュータ」の時代には、コントローラーにマイクを標準装備させたり、銃にロボット、キーボードといった周辺機器の充実にも力を入れました。ゲームとリアルを結びつける試みを、いち早く行った点は評価に値します。

 リモコン型のコントローラーを採用した「Wii」は、そのとっつきやすさでユーザー層を大きく広げましたし、コントローラーとモニタを一体化させた「Wii U」の特徴は、後のスイッチに受け継がれる礎となりました。

 安価にゲームを提供する手段として先進的だった「ディスクシステム」、通信ケーブルによる「対戦と交換」でコミュニケーションツールとしての役割も果たした「ゲームボーイ」と、挙げていけばキリがないほど。だからこそ、「スイッチ後継機」で見せてくれるであろう提案にも、関心が高まるばかりです。

■「画質向上」「処理能力向上」を抑えた1位は?

「スイッチ後継機」に高性能を求める一方、「互換性」を求める声が最多数に

●第3位:「ロード時間の短縮等、処理速度の向上」(21票)
 続いては、「ロード時間の短縮等、処理速度の向上」を望む声が第3位にランクインしました。「プレイの快適さ」に直結する部分なので、重要視する人が多いのも頷けます。

 ロード時間の許容範囲は人によって差があるものの、かかる時間だけでなく、その頻度も重要です。例えば、ゲーム全体で数回しかないムービーのロード時間がちょっと長い程度なら、許容範囲と考える人も少なくないでしょう。一方で、RPGのメニュー画面のように、頻繁に遷移する部分でロード時間が発生すると、プレイ意欲そのものを削ぐ結果に成りえません。

 肝心のゲーム自体は面白くても、ロード時間や処理速度に問題があると、食指が動かなかったり次回のプレイが消極的になったりと、さまざまな問題が生まれます。ゲームを気兼ねなく遊ぶためにも、「ロード時間の短縮等、処理速度の向上」は非常に大事なポイントです。

●第2位:「画質&描画能力の向上」(25票)
「画質&描画能力の向上」を要望する声は、第2位に食い込みました。第3位はプレイの快適さに直結する要素でしたが、こちらは「プレイ体験の質」に関わる部分。それだけに、しっかりとした進化を求める気持ちも分かります。

 スイッチは独占ソフトも多いものの、ほかのプラットフォームを含むマルチ展開がやはり多く、そのため画質や描画を比較される機会が少なくありません。同じゲームなら、より美しい画面のほうが嬉しいのは当たり前の話です。

 また比較しなくとも、画面にアラが目立ったり、キャラクターの動きが滑らかではなかったら、それまで没頭していた気持ちが一気に冷めてしまいます。せっかくゲームの世界に埋没していたのに、性能面で現実に引き戻されるのは、実に悲しい事態です。

●第1位:「前世代機ゲームタイトルとの互換性」(34票)
 第3位、第2位ともに高性能を求める要望が支持されましたが、意見が最も集まったのは「前世代機ゲームタイトルとの互換性」でした。「スイッチ後継機」の前世代、つまりスイッチのゲームも遊べるようにとの要望が、今回のアンケートでは最重要項目となった模様です。

 任天堂の場合、後方互換性を備えるかどうか、一貫して決まってはいません。据え置き機では、ファミコンからゲームキューブまで後方互換の機能は備えておらず、Wiiでゲームキューブソフトに対応、そしてWii UでWiiソフトに対応しました。

 またスーパーファミコンは、「スーパーゲームボーイ」を使えばゲームボーイソフトがプレイ可能。そしてゲームキューブも、「ゲームボーイプレーヤー」を介してゲームボーイ/アドバンスのゲームが遊べます。

 一方で任天堂の携帯ゲーム機は、基本的にひとつ前の世代に対応した後方互換性を備えていました。ニンテンドーDSのみ、上位モデルでは互換性が廃止されたものの、ニンテンドー3DSも含めてなんらかの形で互換性を有しています。

 過去の実績を踏まえると、後方互換を備えていない場合もあるものの、望みがないとも言えません。スイッチユーザーの引継ぎを狙いたいなら、後方互換性の有無が重要なのは、今回のアンケート結果を見ても明らか。そうした要望を任天堂がくむのかどうか、今後注目を集めるポイントのひとつとなりそうです。

※本アンケート企画は意識調査の一環として行ったもので、アンケート対象の優劣や良し悪しを判断するものではありません。

(臥待)

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