【2023年度】最高だった「ジャンプ」アニメ決定か　上位の鍵を握るのは「劇場版」？

マグミクス / 2024年3月27日 17時10分

■トップ3はすべて1票差という接戦に

　マグミクス編集部は「【23年度】最高だった「ジャンプ」アニメは？」と題して、2024年2月28日～3月13日までの期間、読者アンケートを実施しました。今回は総投票数77票のアンケートから、上位3作品を見てみましょう。

●3位：『SPY×FAMILY』シリーズ（9票）

　3位は2023年10月からTVアニメシリーズを放送しつつ、同年12月22日に劇場版も公開した『SPY×FAMILY』でした。TVシリーズと劇場版を同時に展開するアニメは、『プリキュア』や『ドラえもん』『クレヨンしんちゃん』などの国民的ファミリーアニメを除けば稀なケースです。

『SPY×FAMILY』のTVアニメは1年を通じて放送されているわけではありませんが、それらの仲間入りも遠くなく、真のファミリーアニメへの第1歩を踏み出したという見方もできるでしょう。そのためか、「子供がいても安心して観られる」というコメントがあったのも印象的でした。

【回答者の声】
・外すことがない安定感がすごい。
・アーニャちゃんが人の心を読んで、ハッと声を出すところがかわいい。
・お父さんもお母さんも子供も、みんな感情移入できる。

●2位：『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』（10票）

　2位はTVシリーズが第4期まで作られたのち、劇場版として公開されたバレーボールアニメ『劇場版ハイキュー!! ゴミ捨て場の決戦』でした。アンケートの集計が始まる少し前の2024年2月16日に公開されたばかりでしたが、3月中旬までに興行収入が70億円を突破し『THE FIRST SLAM DUNK』超えも期待されるほどの勢いがあり、多くの投票が集まりました。

　この劇場版は『ハイキュー!! FINAL』と題された二部作です。二作目の公開時期は未定ですが、再度旋風を巻き起こすことは必至でしょう。

【回答者の声】
・映画館を出る頃には涙でビチャビチャだった。
・観ていて元気をもらえた。
・スポーツ系のアニメは滅多に観ないけど、「ハイキュー!!」はすごく面白い。
・推しがいるから

『【推しの子】』ビジュアル　(C)赤坂アカ×横槍メンゴ/集英社・【推しの子】製作委員会

●1位：『【推しの子】』（11票）

　1位は週刊ヤングジャンプで連載されている原作マンガをアニメ化した『【推しの子】』でした。大好評だった90分拡大版の第1話にその後も続くジェットコースターのようなストーリー展開、動画工房による高いクオリティの映像、そしてYOASOBIによる主題歌「アイドル」の世界的なヒットなど話題に事欠かず、さまざまなアニメに関するアワードで賞を受賞しています。

　なおアニメ『【推しの子】』はTVシリーズ第1話の放送後にブレイクしましたが、それに先駆けて『【推しの子】Mother and Children』と題して劇場公開されていました。つまりトップ3となった作品はすべて何かしら映画館で公開されており、それが満足度の高さにつながったのかもしれません。

【回答者の声】
・2023年のアニメと言ったらやっぱり外せない。
・引き込まれるような終わり方をするストーリーにハラハラしっぱなし。
・作画と声優の素晴らしさに毎回驚いていた。
・第2期がいつ始まるのか、楽しみで仕方ない！

●4月以降もジャンプアニメが続々

　トップ3は接戦でしたが、4位も7票で『鬼滅の刃』、5位は6票で『マッシュル-MASHLE-』と続いており、多くのジャンプアニメの人気が拮抗していたことが分かりました。

　4月から始まる『怪獣8号』や『鬼滅の刃柱稽古編』『SAND LAND: THE SERIES』を始め、今後もジャンプ系列のマンガを原作とするアニメは多数予定されています。『ONE PIECE』のように長期にわたる作品も含め、「ジャンプ」が生み出す幅広い物語と世界をアニメで楽しみましょう。

（はるのおと）

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