『ワンピ』「ガスガスの実」はやはり最強？ 能力者シーザーの「アホ」が敗因か

■誰にでも勝つ可能性を秘めている？「ガスガスの実」の凶悪な攻撃性能！

『ONE PIECE（ワンピース）』に登場した「悪魔の実」は、今や200種類以上にものぼります。そしていよいよ核心の物語に迫ってきたこともあり、ここ最近はボスクラスの強力な「悪魔の実」が続々と出てくるようになりました。

　カイドウの「ウオウオの実　モデル：青龍」や緑牛ことアラマキの「モリモリの実」などでも分かるように、やはりスケールの大きい能力は見応えがあって強さが際立っている印象です。

　しかし本当に強力で凶悪な能力が、必ずしもスケールの大きいものとは限りません。今になって改めて考えてみても、シーザー・クラウンの「ガスガスの実」は最強クラスなんじゃないか……。そんな声が一部ファンの間でささやかれているのです。

「パンクハザード編」でシーザーは、「麦わらの一味」を大いに苦しめました。主人公のルフィも一度は彼に敗北したほどです。「自然（ロギア）系」というだけでも厄介なのに、「ガスガスの実」が科学者であるシーザーとの相性抜群だったことが大きな要因になっていたのでしょう。

　ルフィとの戦闘時、まずシーザーは毒ガスを発生させます。過去の戦いで毒への耐性を獲得していたルフィには効きませんでしたが、その後、周囲の空気から酸素を奪う「無空世界（カラクニ）」で失神させることに成功しました。

　ここで注目したいのが、「毒ガス」や「無酸素攻撃」は、どんなに強力な「覇気使い」でも防ぐのが難しいという点です。もしかすると、カイドウやビッグマムすら倒せる可能性があるでしょう。ただ、カイドウやビッグマムは「無空世界（カラクニ）」効果範囲内でもピンピンしてそうな印象がありますが……。

　とはいえ「覇気使い」にも有効な攻撃が多い「ガスガスの実」は、最強クラスの能力のひとつで間違いないでしょう。もしもシーザーが未来を読める見聞色の覇気が使えたら、武装色をまとった攻撃をガスの身体で避け、毒ガスやガス爆発の能力を駆使して相手を追い詰め、「無空世界（カラクニ）」で倒す……といった必勝パターンも作れます。

　いまだ作中で描かれてはいませんが、「自然（ロギア）系」の「覚醒」があるならば「ガスガスの実」の凶悪な強さはもっと際立つのではないでしょうか。いつかシーザーには再登場してほしいですね。

（ハララ書房）