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『葬送のフリーレン』最終回で2期発表がなかった謎 続編の可能性は?

マグミクス / 2024年4月6日 20時25分

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■TVアニメ第2期の発表がなかった理由とは?

『葬送のフリーレン』は「週刊少年サンデー」連載開始直後から人気を集め、さらにTVアニメ化されることで広い層からの支持を得て、大ヒット作品となりました。しかし残念ながら2024年3月29日放送の第28話「また会ったときに恥ずかしいからね」でTVアニメは最終回を迎えました。

 この最終回を見たファンの間で話題となったのが、大ヒットした作品にも関わらず第2期の発表がなかったことでした。これだけの人気作といえば、続編が制作されることは期待して当然でしょう。これに関して、ファンの間ではさまざまな憶測を呼びました。

 ちなみに今回のTVアニメでは、原作マンガ第60話までが映像化されています。コミックスでいえば7巻。現在、コミックスは12巻まで発売され、117話まで収録されています。「サンデー」での連載の最新話数は127話までです。

 すなわち、第2期を放送できるストックはギリギリですが、あるといえるでしょう。しかし、正式な発表はありませんでした。一部には落胆したファンもいたようですが、本当に第2期はないのでしょうか?

 これに関しては「NO」と断言できるでしょう。なぜならば28話のラストカットで「The journey to Ende continues(エンデへの旅は続く)」と表示されたからです。これはスタッフから、続編があることを意思表示されたと考えられるでしょう。

 それでは、どうして第2期の正式発表がなかったのでしょうか?

 これに関しては憶測ですが。第2期に必要な製作期間が読めないからと思います。原作のストックうんぬんでなく、これだけのクオリティの作品を維持するためのスタッフの確保と製作時間という、どうしても省けない問題からでしょうか。

 実は『葬送のフリーレン』は2022年9月に「アニメ化」が発表され、それが「TVアニメになる」ということの発表は、同年11月のことでした。そして実際のTV放送は2023年9月からです。つまり発表から放送まで、それなりの月日が経過していました。

 安易に第2期制作決定と公表しても、いつの放送になるか発表できない以上、ファンをやきもきさせることは必至です。そこで、あえて最終回に第2期制作の発表をしなかったと考えられます。

 最近の分割クール制のアニメでは、最終回で次のシリーズの制作を発表するのが通例となっていましたので、どうもその前例に添ってモノを考えてしまいがちなのかもしれません。ファンとしては、気長にTVアニメ第2期を待ちたいと思います。

 もっとも、別な理由も考えられるかもしれません。TVアニメ第2期が発表されない理由。それは次のアニメが「TVではない」という可能性です。

■『フリーレン』の続きはTVアニメではない可能性も?

デンケンが活躍する長編エピソードの映像化を待つ声は多い 画像は「一級魔法使い試験編」二次試験PV場面カットより (C)山田鐘人・アベツカサ/小学館/「葬送のフリーレン」製作委員会

 TVアニメ以外での『葬送のフリーレン』の展開。それはズバリ劇場版の製作です。これに関してはあくまでも筆者の憶測ですから、当たらなくてもご容赦下さい。

 現在の人気から考えると、劇場版の製作は当然の流れだと思います。より人気を不動とするには、劇場版製作は必然といえるでしょう。それは人気TVアニメが、より盤石に地位を固めるためにです。ただし問題はその内容でしょうか。これにはいくつもの意見があることでしょう。

 ネット上の意見でよく見るのが、原作マンガで人気のあった長編シリーズの劇場化です。原作マンガ未読の人のために、あえてシリーズ名は出しませんが「一級魔法使い試験編」で登場した、宮廷魔法使い「デンケン」が活躍する物語で、その内容は伏線回収にもなっていました。

 原作の81話から104話までの長編で、コミックス約3巻にわたるボリュームがあります。TV放送されれば2か月以上の展開になるでしょう。原作でも屈指の戦闘シーンとなるこの物語を、劇場で見たいと思う人は多いはず。もっとも筆者は、このエピソードが長編になる可能性は低いと思います。

 その理由は、あまりストックのない原作マンガを劇場版にしてしまうと、TVアニメでの展開に支障が出る可能性があるでしょう。もっとも『鬼滅の刃』のように劇場公開したものをTVアニメで再編集するというやり方もあります。

 それでは劇場版はオリジナル作品になるのではないか? と心配するファンもいることでしょう。それに関しては、昨今のオリジナル劇場版では原作者がアニメ制作に加わることで、より原作マンガに近いテイストの作品として完成する例がいくつかあります。そういう点で心配は無用かもしれません。

 むしろ劇場版ならではのオリジナル展開は、盛り上がること請け合いと思います。この劇場版が大ヒットとなれば、ほかの人気アニメ作品のように、毎年のように新作劇場版が観られるかもしれません。

 個人的には、フリーレンたちがこれまで出会った人たちとの再会が描かれると盛り上がりが半端ないと思います。たとえばフリーレンの危機に、エルフの武道僧「クラフト」が駆けつけるというアニメオリジナルのストーリーは、想像するだけでもテンションが上がること請け合いでしょう。

 正式な続編は、公式からの発表を待つしかありません。おそらく数年の時間はかかるでしょうが、気長に待っていこうと思います。それまでの「フリーレンロス」は仕方ありません。もっともフリーレンだけに、半世紀も音沙汰なしだと困りますが(笑)。

(加々美利治)

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