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「何かの伏線?」「マンガを補完?」ONE PIECE原作派は知らない「要注目のアニオリ回」4選

マグミクス / 2024年4月10日 19時10分

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■ルフィの発言に衝撃! アニオリ回で描かれた重要シーン

 1997年に連載がスタートしたマンガ『ONE PIECE』は、1999年にはTVアニメも放送が開始され、長きにわたって愛されてきた国民的人気作品です。なかには連載マンガではなく、アニメだけを追っている人もいることでしょう。

 そんな同作のアニメでは、これまで数多くのオリジナルエピソードや独自の演出が追加され、原作のストーリーを補完するシーンは好評でした。そこで本記事では、ファンに注目されたアニメ『ONE PIECE』のオリジナルエピソードを振り返ります。

 まずは、映画『ONE PIECE FILM RED』の公開を記念して放送された映画連動エピソードから取り上げます。そのなかでは、シャンクス率いる赤髪海賊団がルフィのいるフーシャ村を初めて訪れるシーンが描かれました。原作マンガではルフィとシャンクスが初めて出会ったときの描写はなかったので、これはアニメだけのオリジナルシーンとなります。

 フーシャ村に着いた赤髪海賊団に対し、ルフィは「海賊は出てけ!」と辛らつなセリフを投げかけました。もしかするとルフィは、祖父で海軍中将でもあるガープに、「海賊は悪」という考えを教え込まれていたのかもしれません。

 そしてルフィに対し、シャンクスは「ほう、この村には手ごわそうな保安官がいるんだな」と粋な言葉を返しました。

 この出会いのあと、赤髪海賊団が酒場で談笑するシーンに切り替わり、ルフィは「俺も海賊になりてぇ」と考えをガラッと変えていました。

 シャンクスとの初対面のシーン、そして海賊の生き方に魅了された様子のルフィの描写があり、ネット上では「こんな重要なシーンがまさかのアニオリ?」などと驚く反応も目立ちました。

 また、TVアニメ序盤のエピソードでは、物語の重要なカギを握っている古代文字「ポーネグリフ」に関係しそうな回がありました。

 その注目のシーンは「アラバスタ編」にあたるアニメ102話のことで、この回では仲間とはぐれて砂漠をさまよっていたルフィ、ゾロ、チョッパーが、ひょんなことから地下遺跡に転落してしまいます。

 そこにはポーネグリフによく似た石碑があり、チョッパーは「大昔の文字だ」と興味を示します。しかし、ルフィは「どうでもいいじゃん、そんなの」と一蹴し、あっさりと去ってしまいました。

 原作マンガにポーネグリフが登場するのはそれより後のことで、アラバスタの地下でロビンが解読するシーンでした。

 もし102話に登場した石碑が本物のポーネグリフだとすれば、作中の時系列的には原作マンガよりも早い段階でポーネグリフが登場していたことになります。

 当然この段階では、ルフィたちはポーネグリフの存在を知らないので、あっさりした反応になるのは当然のことですが、意味深なアニオリの描写に驚いたファンもいたようです。「本編と関係があるなら、もっと裏の歴史がある伏線なのでは?」「あのタイミングでポーネグリフが出てきたのはいまだに謎…」など、さまざまな反応がありました。

■原作のストーリーを補完して絶賛された「アニオリ」シーンも

画像はDVD「ONE PIECE 17THシーズン ドレスローザ編 piece.13」(エイベックス・ピクチャーズ) (C)尾田栄一郎/集英社・フジテレビ・東映アニメーション

 まだ記憶に新しい「ワノ国編」では、思わず涙するような感動的なアニオリシーンが注目を集めました。

 アニメの1084話では、麦わらの一味が旅立つ前にワノ国の面々と別れの挨拶をするオリジナルシーンが描かれています。

 そこにはルフィがワノ国の少女・お玉と一緒に、彼女の大好物のおしるこを食べる場面がありました。ルフィは、お玉に「毎日腹いっぱいメシ食える国にしてやる」と約束してカイドウを撃破しているため、幸せそうにおしるこを食べる彼女の姿には感慨深いものがあります。

 さらに、別れを告げて去っていくルフィの後ろ姿に、お玉がかつてワノ国でともに時間を過ごしたルフィの義兄、エースの姿を重ねる描写もありました。

 涙ぐむお玉とルフィの別れのシーンがアニメで描かれたことに、「泣かされた。この演出はずるい」「マンガで尺的に厳しい部分が補完されていて最高」といった反応がありました。

 さらにルフィの義兄といえば、「ドレスローザ編」でルフィと感動的な再会を果たしたサボにまつわる、アニオリエピソードも忘れられません。

 アニメの737話では、12年前に死亡したとされていたサボの謎に包まれていた過去が明かされています。尾田先生直筆のアニメオリジナルストーリーとして、サボの革命軍での活動や成長する姿が描かれました。

 革命軍の総本部で暮らすサボは、イナズマやハックの教育を受けながら力をつけ、当時革命軍の幹部だった元王下七武海のバーソロミュー・くまを相手に健闘するほど成長します。任務においても単身で敵地に乗り込み、覇気を使って敵を壊滅状態に追い込むといった高い実力を披露しました。

 若くして革命軍の参謀総長にまでのぼり詰めた、サボの才能の開花が描かれた貴重なエピソードです。そんな原作マンガにはなかったアニオリストーリーに、ネット上では「あのくまが相手の訓練とか教育環境最強かよ」「サボの魅力が増した」などの反響がありました。

 このようにTVアニメ『ONE PIECE』には、原作マンガを補完するような描写が随所に散りばめられています。これまでマンガ派だった人も一度アニメを観てみたら、また別の角度で楽しめるかもしれません。

(LUIS FIELD)

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