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「コニャラ」の声の正体は? 実は「ジブリ」が作っていたCMにびっくり!

マグミクス / 2024年9月6日 21時15分

「コニャラ」の声の正体は? 実は「ジブリ」が作っていたCMにびっくり!

■あれ、見たことあるぞ?

「スタジオジブリ」といえば『もののけ姫』や『天空の城ラピュタ』など、長編アニメーション映画のイメージが強いでしょう。しかし、実は「ジブリ」では長編作品だけでなく、CMなどの短編アニメーションも制作しています。

 多くの人が知っている「ジブリ」の短編作品といえば、「金曜ロードショー」のオープニングとして使われた撮影技師のおじさんの動画でしょう。背景のオレンジ色とクルクルとハンドルを回す仕草、最後に帽子を取ってあいさつする様子が印象的です。

 このオープニング映像は1997年から2009年まで「金曜ロードショー」で使用されました。いまでは「フライデーおじさん」と名前が付き、商品化もされるほど人びとに愛され続けています。

 実は「フライデーおじさん」以外にも、皆さんがTVで何となく見ていたCMが、実は「ジブリ」によって作られていました。

 まずは日本テレビ開局40周年の記念として1992年より放送された「なんだろう」のCMです。宮崎駿監督のデザインをもとに、大きな瞳と緑色の体でデザインされています。

「なんだろう」は横向きのイメージが強く、実際に放送されたCMでもほとんど正面からの姿が放送されていません。実は、もともとブタをモチーフに作られたものの、日テレ側から「開局40周年でブタは……」という意見が出たことで、「不思議な生き物」に変更されたのです。

 その名残で「なんだろう」の鼻はブタを彷彿とさせます。その結果、AからEタイプまで制作されたCMのうち、「なんだろう」の正面の顔が映るDタイプは放送されずに終わりました。

 続いて、日清製粉グループの110周年を記念して作られた企業CM「コニャラ」です。2010年の放送が好評を博し、2012年、2015年と複数回にわたって制作されました。

 名前の由来は日清製粉グループを象徴する小麦粉の「こな」と猫の「にゃー」という鳴き声が合わさって「コニャラ」に決まりました。

「コニャラ」は、鈴木敏夫プロデューサーの筆ペンで描いたイラストをもとに制作され、印象的な大きな麦わら帽子は宮崎監督のアイデアだったようです。ちなみに、このCMは「ジブリ」で初めて筆ペンが作画に取り入れられました。

 音楽は第1弾が森山良子さんと矢野顕子さんによるユニット「やもり」で、たまたま未公開だった曲が使用されました。第2弾、第3弾は矢野さんによるオリジナル曲です。なお、声の出演は作画を務めた近藤勝也さんの娘さんが務めました。

 このラインナップをみて「言われてみれば確かにジブリっぽい」と感じた人も多いのではないでしょうか?

 今回はCMを中心に取り上げましたが、「ジブリ」が初めて手掛けた短編作品『そらいろのたね』や、「CHAGE and ASKA」の楽曲「On Your Mark」のプロモーションフィルムとして制作された『On Your Mark』など、思い出深い短編作品がたくさんあります。

 あなたが印象的だった「ジブリ」の短編作品は何ですか?

(マグミクス編集部)

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