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故・大山のぶ代さんは「ゲームの達人」だった? 『トリビアの泉』でスゴ技披露も

マグミクス / 2024年10月11日 20時30分

故・大山のぶ代さんは「ゲームの達人」だった? 『トリビアの泉』でスゴ技披露も

■大山のぶ代さんと「ゲーム」の意外な接点

 ドラえもん役をはじめ、声優や俳優、エッセイストと幅広く活躍した大山のぶ代さんが、9月29日に死去されていたことが、共同通信など各メディアが10月11日に報じました。

 俳優としてデビューした大山さんは、1979年にTVアニメ『ドラえもん』の主人公ドラえもん役に抜擢され、その名が広く知られるようになります。また同作は、後に国民的アニメと呼ばれるほどの人気を獲得し、大山さんは四半世紀以上もドラえもんの声を担当し続けました。

 このほかにも『サザエさん』の磯野カツオ役(初代)、「『無敵超人ザンボット3』の神勝平役などを務めたほか、ゲームでは「ダンガンロンパ」シリーズのモノクマを演じ、こちらも話題となりました。

 黒幕ながら愛嬌があり、どこか憎めないモノクマのキャラクター性と大山さんの演技が非常にマッチし、ゲーマーの間にも大山さんの魅力が広まります。しかし、大山さんとゲームのつながりは、役者としての接点だけではありません。実はゲーマーの間で、大山さんがとあるゲームの「達人」であることが知られているのです。

●偉大な声優が愛したゲーム『アルカノイド』

 そのゲームとは、「ブロックくずし」を進化させた『アルカノイド』です。自身の別荘に『アルカノイド』の筐体を置いていた時期もあるほど、このゲームを愛していました

 もともと大山さんは、仕事で疲れたときにリフレッシュのため『インベーダーゲーム』もプレイしていたそうですが、敵と戦って倒す、といったゲームとは相性が合わなかったそうで、シンプルながら没頭できる『アルカノイド』と出会ってからは、一途にプレイし続けたとインタビューで語っています。

 長く愛した歩みもさることながら、その腕前も素晴らしく、かつて放送されていた雑学を取り扱う番組『トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜』では、大山さんによる熟練プレイの様子も披露されました。

 ご本人いわく、『アルカノイド』のハイスコアは、120万点を超えるとのこと。これは、公式記録と比較しても指折りに入るほどの好記録で、流石というほかありません。

 なお、かつて大山さんの別荘に置いてあった『アルカノイド』の筐体は、2014年にゲームセンター「高田馬場ゲーセン・ミカド」に引き継がれました。また、「ゲームセンターCX」の公式ブログでは、2022年9月9日に「ゲーセンミカド in 白鳥会館」を訪れた際の日記のなかで、大山さんから寄贈された『アルカノイド』について言及されています。

 偉大な功績を残し、『アルカノイド』が好きだったという意外な一面もあった大山さん。今回報じられた訃報に驚き、悼む声がX(旧:Twitter)上で後を絶ちません。アニメファンはもちろん、ゲームファンからも大山さんの逝去を惜しむ声があがり、名演技を懐かしみ、寄贈された『アルカノイド』の筐体を通して想いを馳せるなど、それぞれの形で哀悼の意を表しています。

(臥待)

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