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主題歌が大ヒットしすぎたアニメの弊害 “本編は見てない人”続出でファン「損してる」の声も

マグミクス / 2024年12月31日 21時0分

主題歌が大ヒットしすぎたアニメの弊害 “本編は見てない人”続出でファン「損してる」の声も

■誰もが歌える!踊れる!のに…アニメ本編は「見ていない」

Aさん「Bling-bang-bang, bling-bang-bang-born~」
Bさん「あ、マッシュルだね! 面白いよね!」
Aさん「いや、アニメは見てない。主題歌だけ知っているし、踊れる」……。

 このやりとり、今年、何回経験したことでしょうか?

 このやりとりを繰り返すたびに、20年前に『創聖のアクエリオン』がパチンコ化された際の、多くの人がカラオケで「一万年と二千年前から愛してる~」と歌えるのにアニメ映像が流れる度に「これってこんなアニメだったんだね」と誰かが必ず言っていたときのことを思い出してしまうのです。

 冒頭に名前を出した『マッシュル-MASHLE-』は、甲本一先生が「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて2020年から2023年まで連載していた同名マンガを原作としたアニメです。魔法が使えることが当たり前な世界で、魔法が使えず異端児扱いされている主人公の「マッシュ・バーンデッド」が魔法学校の成績トップ「神覚者」を目指して奮闘します。2023年4月にアニメ化され、今年1月に第2期も放送されました。

「ブリンバンバンボーン」という耳に残りやすいワード、さらにそのワードのメロディに乗せてキャラクターたちが腕を左右に振って腰を落としていくコミカルなダンスが話題となった楽曲「Bling-Bang-Bang-Born」は、第2期のオープニングでした。

 通称「BBBBダンス」と呼ばれるダンス動画がYou TubeやTik Tokなどに多数投稿され、日本国内はもちろん国外でも大バズリしました。しかし、『マッシュル-MASHLE-』はBBBBダンス同様のシュールな展開に笑えるだけでなく、そのなかに挟まれる熱いバトルが魅力の作品です。

 そのギャグとシリアスの絶妙なバランスに引き込まれてしまうので、主題歌だけしか知らないのは、実に本当にもったいないです。魔法が使えず、パワー(筋肉)だけで次々と現れる難敵を叩きのめす爽快感をぜひ味わってみてください。

 そして、冒頭で紹介した『創聖のアクエリオン』も、主題歌だけ知っているのはもったいない名作です。2005年にアニメ化された本作は、あの『マクロス』シリーズを手掛ける河森正治さんが原作・監督・脚本・メカニックデザインまでもを担当しました。

 この『創聖のアクエリオン』から始まり、その後、第2期『アクエリオンEVOL』(2012年)、第3期『アクエリオンロゴス』(2015年)と続く人気シリーズになっています。生まれや立場が異なるキャラクターたちが、互いに理解し合い、心を通わせていく愛を描き、作品テーマである「合体」のワードを使った印象的なフレーズ「あなたと合体したい」はアニメファンの間で話題になりました。

 2007年にパチンコ台がリリースされると、その際にテレビCMで流れた主題歌『創聖のアクエリオン』の「一万年と二千年前から愛してる~」というフレーズがアニメファン以外の人たちにも強烈な印象を残して作品認知につながりました。

 ちなみに、『アクエリオン』シリーズの第4期となる新作『想星のアクエリオン Myth of Emotions』が2025年1月期に放送されます。シリーズ1作目の主題歌『創聖のアクエリオン』を鷺巣詩郎さんがアレンジした『創聖のアクエリオン Myth of Emotions Ver.』が主題歌となり、さらに「AKINO from bless4」と福山芳樹さんによるスペシャルユニットが歌唱するということで、期待が高まっています。

(米田果織)

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