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「ガンダム」シリーズのラー・カイラム級が長寿すぎる←もっと長い実在兵器ありました

マグミクス / 2025年1月14日 7時10分

「ガンダム」シリーズのラー・カイラム級が長寿すぎる←もっと長い実在兵器ありました

■宇宙世紀屈指の「ご長寿兵器」といえば

「ラー・カイラム」は、宇宙世紀を舞台にした「ガンダム」シリーズに登場する、名艦長にして名指揮官「ブライト・ノア」が最後に指揮を執った機動戦艦です。高い砲戦能力とモビルスーツ戦能力を兼ね備えた、バランスの良い艦として設定されています。

 映画『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』(1988年)で初登場した同艦はブライト・ノアの指揮の下、対空砲火で敵ネオ・ジオン軍のモビルスーツの接近をほとんど許しておらず、対空戦闘能力も高い艦なのではないかと思われます。

 ブライト・ノアはネオ・ジオン軍との戦い(宇宙世紀0093年)の後も「ラー・カイラム」の指揮を執り続けており、『逆襲のシャア』から12年後を舞台とする『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』の小説版では、「ラー・カイラム」に座乗して地球に降下していました。

 その後、「ラー・カイラム」がどのような運命をたどったのかに関する描写や記述は今のところないのですが、前にも述べたようにバランスの良い優れた艦であったことからか、同型艦が「ラー・カイラム級」として、その後の「ガンダム」シリーズ作品にも登場します。

 ネオ・ジオン軍との戦いから約30年後の宇宙世紀0123年を舞台とする映画『機動戦士ガンダムF91』には、「ラー・グスタ」が登場しました。ただ、あまり見せ場には恵まれていません。

 宇宙世紀0153年を舞台にしたTVアニメ『機動戦士Vガンダム』に登場した「ジャンヌ・ダルク」は、老艦にもかかわらず作中の新鋭艦と同じ兵装を備える改修を受け、主人公「ウッソ・エヴィン」が所属するレジスタンス組織「リガ・ミリティア」に協力して奮戦、敵勢力「ザンスカール帝国」の艦隊に特攻し、これを道連れに轟沈するという最期を遂げています。

 このようにラー・カイラム級は、いわゆる「宇宙世紀」シリーズの作中の時間軸で少なくとも60年にわたり使用された「ご長寿兵器」です。そのように長期にわたり使われ続ける兵器が現実的かどうかというと、実のところ現実世界にはもっと長く使用され続けているご長寿兵器が存在します。

 それはたとえば、アメリカ空軍のB-52「ストラトフォートレス」戦略爆撃機で、1955年の運用開始から今年で70年になります。あの「キューバ危機」の際にも飛びまくっていた、もはや歴史の生き証人のような爆撃機です。

 そうしたなか2024年12月13日、ロールス・ロイスは、アメリカ空軍のB-52用に開発を進めるF130エンジンのCDR(Critical Design Review:詳細設計審査)を完了したと発表しました。

 B-52はそのように、エンジンの換装や電子装置の近代化などの改修を施したうえで、2050年まで運用される計画です。このため曽祖父からひ孫まで、四世代にわたるB-52の搭乗員が生まれるのではないかというジョークも生まれています。

 宇宙世紀にも四世代に渡って使用される兵器は登場していませんので、この点では現実世界が宇宙世紀世界を超えている、のかもしれません。

(竹内修)

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