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【漫画】自信作を先生に「変」と言われショック…20年以上忘れられない、他人の評価

マグミクス / 2020年10月21日 11時10分

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■子供に伝えたい「他人にどう言われても、自分だけは好きでいること」

 るしこさん(@39baby_com)が今も忘れられない、小学生の頃の「ものづくり」の思い出。図工の時間に版画をつくることになり、るしこさんは大好きな動物図鑑で見たクジラの親子を彫りました。息継ぎがうまくできない赤ちゃんを母親が自分の身体で海面へ押し上げる様子を彫ったもので、るしこさんは気に入っていましたが、版画を見た先生から「これは変じゃない?」と言われてしまい……。

 この出来事をるしこさんが描いたマンガ『ちょっとしたことで嫌いになってしまった作品の話』がTwitterで公開されました。読者からは「分かる」「私も同じような思い出がある」「先生の言葉は子供に突き刺さる」「変とか言わないでほしい」などの声があがりました。

 作者のるしこさんに、お話を聞きました。

ーー今回の作品は、普段投稿なさっている日常マンガとは違った、るしこさんご自身の過去の体験が描かれていますが、このエピソードをマンガに描いて公開しようと思ったきっかけを教えて下さい。

 最近、子供がお絵描きに興味を持ち始めたことで、これからどういう風に褒めて寄り添ってあげれば良いのかな? 自分はどうだったかな、どう言われてうれしかったかなあ、と思い出していて、そういえばずっと心に引っかかっている版画があるな、と……。

ーー作品に対する反応で、特に印象に残った読者の声について、教えて下さい。

 幼少期のモノづくりで悲しい思いをしたという方の共感の声が思ったより多くて、大人が思うよりもずっと子供は繊細で、いろんなことを考えて作品を作っているんだよね、と再確認しました。

20年以上前の出来事が、引っかかったままに(るしこさん提供)

ーー「誰にどんな評価をされても、自分の作品を好きでいる」という言葉が心に残りますが、今現在のるしこさんは、自分の作品に対する気持ちの持ち方は子供の頃から変化しましたか?

 ずっと大人の顔色をうかがっている子供でした。大人の望む「良い子」でいたい、そうあるべき、という感じで……。図画工作や美術は一番好きな授業だったのですが、それでもやはり褒められるために頑張っている、という部分がありました。

 大人になってから、モノづくりから離れていたことがあります。何のために表現をするのか、自分は何がしたいのか、誰に見てもらいたいのか、何が描きたいのか……しっかりと向き合えた時期でした。誰かの評価は、その人の価値観。それも大事なことです。そして同じかそれ以上に、作者である私の価値観も大事で、誰かの評価に対して揺るがなくても良いのだと、今は思えます。

ーー息子さんには「誰にどんな評価をされても、自分の作品を好きでいる」ことについて、どんな言葉で伝えていきたいですか? 

 もし息子の作ったモノの良さを誰にも分かってもらえなくても、息子がその作品を嫌いになる必要は全然ないよ、と教えたいです。どんなところを頑張って、どこが気に入っているのか、聞いてあげたいです。

ーーマンガやその他のことで、今後挑戦してみたいことがあれば教えて下さい。

 周囲の人や環境に恵まれ、今も絵を描くことを続けられています。エッセイマンガを描き続けたい、というのが今やりたいことです(笑)。

(マグミクス編集部)

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