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2021年公開『SAO プログレッシブ』内容を推測 「ツンなアスナ」が観られる?

マグミクス / 2020年11月11日 20時10分

2021年公開『SAO プログレッシブ』内容を推測 「ツンなアスナ」が観られる?

■「アインクラッド編」の空白の2年間を描く『プログレッシブ』

 2012年7月にテレビシリーズ第1期がスタートして以降、常に大人気のアニメ『ソードアート・オンライン』(以下、『SAO』)シリーズ。川原礫さんによる原作小説のなかで最長エピソードだった「アリシゼーション編」のアニメも9月末で完結しましたが、最終回のエンディング直後、『ソードアート・オンライン プログレッシブ』(以下、『プログレッシブ』)のアニメプロジェクト始動がサプライズ告知されました。

 さらに、11月8日(日)には、『劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア』(以下、『星なき夜のアリア』)が2021年に劇場公開されることが発表され、特報第1弾映像も公開。テレビアニメ第2期から「アリシゼーション編」を描いた第3期までは約4年もインターバルがあったのですが、早くも来年にはアニメ『SAO』が帰ってくることになり、多くのファンが歓喜しました。

 しかし、アニメ派の『SAO』ファンのなかには、『プログレッシブ』について詳しくない人もいるはず。そこで、『プログレッシブ』について解説しながら、まだ情報が少ない『星なき夜のアリア』の内容も予想してみましょう。

 完全オリジナルストーリーの『劇場版 ソードアート・オンライン -オーディナル・スケール-』を除き、基本的には原作内での時系列順にアニメ化されてきた『SAO』。しかし、『プログレッシブ』は、「アリシゼーション編」の続きの物語ではありません。『プログレッシブ』は、現在24巻まで刊行されている『SAO』とは別に、2012年10月から刊行が始まった過去編シリーズ。『SAO』の始まりの物語である「アインクラッド編」(原作第1巻と、短篇集の第2巻)では語られなかったエピソードを描いていく作品で、『星無き夜のアリア』とは、『プログレッシブ』第1巻第1章のタイトルでもあるのです。

 ここから少し複雑な話になるのですが、『SAO』の原作第1巻の冒頭と、テレビアニメ第1期の冒頭では、描かれているエピソードに違いがあります。主人公のキリトら約1万人のユーザーがゲーム『ソードアート・オンライン(SAO)』の仮想空間「浮遊城アインクラッド」に閉じ込められたことが判明し、キリトがアインクラッドで最初に仲良くなったクラインと別行動を取ることになるシーンまでの流れはほぼ同じ。

 原作では、そこから約2年の時間がスキップ。アインクラッドの全100層中、第73層までのボスが撃破され、第74層を攻略中の時間軸から物語が始まります。『プログレッシブ』は、この空白の2年間の出来事、アインクラッドの攻略を第1層から順に描いている作品なのです。

■2021年公開の『星無き夜のアリア』は、アスナが主役?

『劇場版 ソードアート・オンライン プログレッシブ 星なき夜のアリア』場面カット (C)2020 川原 礫/KADOKAWA/SAO-P Project

 一方、アニメでは、第1話でクラインとの別れまでを描いた後、1か月後にスキップ。第2話では、第1層のボス攻略に挑む様子を描いているのですが、この内容は、『プログレッシブ』第1巻第1章の内容。つまり、劇場公開される『星無き夜のアリア』は、タイトルから推測する限り、テレビアニメですでに描かれているエピソードの再アニメ化ということになります。

 とはいえ、ベースになるエピソードは同じでも、テレビアニメの第2話とは異なる魅力を持った作品になることは間違いありません。なぜなら、特報第1弾映像を観る限り、今作で主人公的なポジションにいるのはキリトではなくアスナ。「ログアウト不可能なデスゲームで戦うことを決意する一人の少女の物語」というキャッチコピーも出てきますし、発表された第1弾キービジュアルでもアスナの方が前面に描かれています。

『プログレッシブ』の第1巻第1章は、キリト視点のパートとアスナ視点のパートに分かれているのですが、アニメ第2話は基本的にキリト視点のパートを元に構成されていました。おそらく『星無き夜のアリア』はアスナ視点のパートをベースに、アスナの思いに寄り添った作品となるのでしょう。ちなみに、キリトの嫁になり「キリト君、命」なアスナより、初期のツンツン気味なアスナが好きな人には、『プログレッシブ』のアスナはかなり刺さるはず。

 以上、まだ少ない情報を元に想像してみましたが、アニメ『SAO』のファンにとっては、次の新作の予定が決まっており、その放送や公開を楽しみにしている今の時間自体が幸せなはず。

 原作の『SAO』は、「アリシゼーション編」の続編にあたる最新シリーズ「ユナイタル・リング編」が刊行中で、『プログレッシブ』も最新第6巻までで到達しているのは、アインクラッド第6層まで。未アニメ化エピソードがたっぷりある上に、まだまだ増えていくのは間違いないだけに、『SAO』ファンの幸せな時間はしばらく尽きることがなさそうです。

(丸本大輔)

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