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アニメ化『チェンソーマン』は『ドロヘドロ』『呪術廻戦』のパクり!? 類似点と独自性は

マグミクス / 2020年12月20日 16時10分

アニメ化『チェンソーマン』は『ドロヘドロ』『呪術廻戦』のパクり!? 類似点と独自性は

■『チェンソーマン』は作者公認、『ドロヘドロ』と『呪術廻戦』のパクり!?

「週刊少年ジャンプ」で異彩を放ち続け、単行本の累計発行部数は500万部を突破している話題作『チェンソーマン』。2020年12月14日発売号で第一部「公安編」が完結し、「MAPPA」制作によるTVアニメ化が発表されました。

『チェンソーマン』の主人公・デンジは、チェンソーの悪魔・ポチタと融合したデビルハンター。胸のスターターグリップを引くことでチェンソーの悪魔へ変身し、数々の悪魔と戦っていくダークヒーローアクションです。

 アニメ化にあたり、著者の藤本タツキ先生は「ドロヘドロと呪術廻戦のパクりみたいなチェンソーマンをドロヘドロと呪術廻戦のアニメ制作会社がやってくれるんですか!? そりゃもう何も言う事ないじゃないですか!! どうかよろしくお願いします!!」とコメントしています。

 はっきり言って、『チェンソーマン』はその2作とかなり異なる作風ですが……たしかに同じ「MAPPA」制作のダークファンタジーということで、まずは映像化に当たって気になる類似点、続いて独自の魅力についてご紹介します。

●『ドロヘドロ』との類似点は「スプラッター」と「ギャグ」のバランス?

 林田球先生の『ドロヘドロ』は、魔法によって頭を爬虫類に変えられた記憶喪失の男・カイマンが、本当の顔と記憶を取り戻すため魔法使いと戦っていく作品です。

『ドロヘドロ』と『チェンソーマン』が似ている点は、ダークな世界観にもかかわらず、かなりギャグが振り切っているところではないでしょうか。戦闘シーンではなかなかのスプラッターですが、1話丸ごとギャグに走る回があるなど、どちらも斜め上の展開に進んでいくことが多々あります。

 かといってバランスが崩壊している訳ではなく、話のキモとなる部分では引き込まれる展開が待っています。ネタパートがあるからこそ、話が重くなりすぎず、キャラクターたちの魅力が一気に増していると言えるでしょう。

『ドロヘドロ』がアニメ化した際は、ダークな世界観の描写だけでなく、ギャグを絡めた独特なノリまで見事に映像化されていたため、『チェンソーマン』の制作が「MAPPA」と決まってうれしい限りです。

●『呪術廻戦』とは敵キャラの設定が類似

 芥見下々先生の『呪術廻戦』は、呪術によって呪霊を祓う呪術師たちの戦いを描いた作品。異形の怪物を相手にするバトルマンガという点では、『チェンソーマン』と共通しています。
 
『呪術廻戦』の敵キャラである「呪霊」は、人間の負の感情から生まれる化け物。そのため、人間に恐れられていたり憎まれたりしている物ほど、それをモチーフとした呪霊も強大な力を持っているという設定があります。

 一方で、『チェンソーマン』に登場する「悪魔」は、「人間がその言葉にどれだけ恐怖しているか」によって強さが変わるという設定。この敵キャラクターの設定も、たしかに似ているかもしれません。

『呪術廻戦』のアニメ化では、この呪霊たちのバケモノ感や呪力の演出がかなりクールに表現されていました。『チェンソーマン』の悪魔たちがどう動くのかも期待したいところです。

■マンガなのに「映像が見える」 『チェンソーマン』のアクションシーン

●結局…『チェンソーマン』は唯一無二のオリジナル作品

 類似点を挙げてきましたが、『チェンソーマン』は唯一無二のオリジナリティを持った作品です。意外とポップな雰囲気の『ドロヘドロ』や、王道に近い『呪術廻戦』とはまた違った魅力があります。

 まず、予想のつかない怒涛の展開が魅力的です。普通のバトルマンガは「コイツ強そうだな、コイツ死にそうだな」といった予想がつくものですが、『チェンソーマン』は本当に展開が読めません。「いつも予想を裏切られてるからな……」と構えながら読み進めても毎回驚いてしまうほど、とにかく展開がぶっ飛んでいます。

 また、「映画的」と言われる演出も高く評価されているポイントです。戦闘シーンでは、構図とコマ割りによって、マンガを読んでいるのに、キャラクターたちが映像として動いている感覚をおぼえます。決めゴマの迫力、効果音の臨場感も抜群です。

 この演出のなかで、チェンソーが存分に映えるスプラッターアクションが繰り広げられ、主人公・デンジのバカで豪快なセリフ回しも合わさることで、他では味わえない爽快感が生まれています。

『チェンソーマン』はマンガの時点でアクションが素晴らしい作品なだけに、アニメ化に求めるハードルは高いと言えます。しかし「MAPPA」は、「何としても MAPPA が映像化したいと、心の底から願っていました」と力強いコメントを残しています。原作ファンの方々も、続報を楽しみに待ちましょう。

(古永家啓輔)

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