12月23日は『ストII』ガイルの誕生日 ”ガン待ち”に泣かされたプレイヤーも多い?
マグミクス / 2020年12月23日 11時40分
![12月23日は『ストII』ガイルの誕生日 ”ガン待ち”に泣かされたプレイヤーも多い?](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/magmix/magmix_42541_0-small.jpg)
■『ストII』ガイル、生誕60周年
「くにへ かえるんだな おまえにも かぞくがいるだろう」
筆者は『ストリートファイターII』(以下、ストII)の敗北画面で映し出されるこのメッセージが未だに忘れられません。左サイドにはファイティングポーズを取りつつ、眉間にクッとシワを寄せた「ガイル」。かたや右サイドには筆者の不手際によって顔面をボコボコに殴られた「リュウ」……。プレイヤーの腕前にもよりますが、『ストII』でガイル(もしくはガイル使いのプレイヤー)に辛酸を舐めさせられた方は意外と多いのではないでしょうか。
そして本日、2020年12月23日はめでたいことにガイル生誕60周年の誕生日。本稿ではそんな彼のアニバーサリーをお祝いすべく、シリーズ登場時におけるガイルの活躍やファイトスタイルを振り返ります。
■飛び道具と対空技に優れたディフェンシブファイター
PS2用ソフト『ハイパーストリートファイターII アニバーサリーエディション』(カプコン)
ガイルが初めて登場したのは上述の『ストII』から。既に主人公ポジションとして『ストリートファイター』に出ていたリュウやボス的存在の「サガット」とは違い、他の新キャラクターと同タイミングで実装されました。ちなみに『ストII』ではガイル以外のキャラクターにも明確なプロフィールが設定されており、リュウは2020年で56歳。女性キャラクターの春麗も2020年3月1日に52歳の誕生日を迎えています。
『ストリートファイターII』にて、裏社会で暗躍する秘密結社「シャドルー」が世界規模の格闘大会を開催。ガイルも他のファイターにならい、猛者が集う同大会にエントリーを果たします。といっても「格闘技を極めて世界最強を目指す」のではなく、彼の真意は別のところに。”親友「ナッシュ」の敵である「ベガ(シャドルー総帥)」の追跡”を真意とし、各国のファイターと戦いを繰り広げました。
アメリカ空軍に所属する彼のファイトスタイルはマーシャルアーツ。両腕を胸の前に構え、パンチ&キック主体のオーソドックスな打撃を仕掛けます。かと思えば型にこだわらず、時には柔道やレスリング等の格闘技も自身に取り入れて相手を翻弄。自分からどんどん詰め寄って攻撃を叩き込む……というより、相手の攻めを引きつけてからカウンター技で裁く戦い方が得意なファイターです。
その極めつけとも言えるのが「ソニックブーム」と「サマーソルトキック」。前者は両腕をクロスして前方に振り放つ真空波、後者はしゃがみ状態から一回転して繰り出す蹴り技で、どちらも大変使い勝手が良かったと記憶しています。ソニックブームは素早く繰り出せることもあり、中~遠距離から相手を牽制するのに有効。一方のサマーソルトキックは発生時の無敵判定も重なり、空中に飛び上がった相手への対空技として大いに機能しました。
「試合が始まったら画面端へ下がり、近づいてくる相手に向かってソニックブームを連射。しびれを切らして飛び上がったらサマーソルトキックで撃退」というプレースタイルが”待ちガイル”と名付けられた通り、彼は近距離技しか持たないファイターにとって最大の天敵と言えるでしょう。「ストリートファイター」シリーズをはじめ、20年近く対戦格闘ゲームの競技シーンに携わるプロゲーマー「ウメハラ」選手いわく、「(初代のガイルは)弾切れなしのマシンガンを持ったランサー」とのこと。どうやら『ストII』リリース当初の時点でガイルの性能は高く評価されていたようです。
冷静さと熱情を秘めたアメリカンソルジャーことガイルは『ストII』以降もシリーズ作品に参戦済み。『ストリートファイターIII』や『ストリートファイターZERO』(1・2)などの一部タイトルを除き、同シリーズの古株としてさまざまなファイターと肩を並べています。
最新作『ストリートファイターV』(以下、ストV)でも装い新たに出演。グリーンのタンクトップからアメリカ空軍の制服へ衣は変われども、上方へ真っ直ぐ立てられたブロンドヘアーの仕上がりは当初から変わらず。鍛え上げられた肉体と格闘術を武器に、再び動き出したシャドルーの計画を止めるべく戦いに身を投じています。
ベガを追うために別れた家族とヨリを戻した(『ストII』エンディング)のをはじめ、シリーズ作品の登場を経て他キャラクターとの関係性や内面にフォーカスが当てられてきた「ガイル」。しかし上述の『ストV』は現代を描いた物語ではなく、1990年代中盤が舞台とされています。そのため、シリーズ正史において”60歳のガイル”が今どこで何をしているのかはハッキリと描かれていません。還暦を迎えてなお戦場に立っているのか、それとも愛すべき家族と静かに時を過ごしているのか、今後のシリーズ作品のおけるガイルの行く末に要注目です。
(龍田優貴)
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