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クセの強い『モンハン』コラボ武器3選 「なんでやねん!」のツッコミがとどろく…

マグミクス / 2021年5月26日 16時40分

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■インパクト重視のコラボ武器

 ハンティングアクションゲーム「モンスターハンター」(以下、モンハン)には読んで字の如く、モンスターの狩猟に特化したさまざまな武器が登場します。片手で盾を構えながら戦う「片手剣」や、重量級の一撃を叩き込む「大剣」、遠距離から特殊弾を叩き込む「ライトボウガン/ヘビィボウガン」などなど、武器カテゴリーごとに異なる特徴を備えており、どの武器を使うかでプレイスタイルが大きく変化。加えて同じカテゴリーでも、武器を作る際に用いた素材が違うだけで性能もそれぞれ違ってくるのです。

 この記事では「モンハン」シリーズに登場する武器のなかから、企業間コラボレーションによって実現した特殊な「コラボ武器」をピックアップ。専用ボイスを搭載したライトボウガン、版権キャラクターのデザインを意識した双剣など、インパクト重視のコラボ武器を3つご紹介します。

●射撃時に大声で叫ぶ「アメザリボウガン」(モンスターハンターポータブル 2nd G)

 ひとつ目に取り上げたいコラボ武器は、プレイステーション・ポータブル(以下、PSP)用ソフト『モンスターハンターポータブル 2nd G』(2008年3月)に登場した「アメザリボウガン」。真っ赤なアメリカザリガニをモチーフとしたライトボウガンで、武器説明欄には「伝説の芸人ハンター愛用の赤いザリガニ型ボウガン」と記載されています。

 説明欄の文章が示す通り、こちらのアメザリボウガンは、松竹芸能に所属しているお笑いコンビ「アメリカザリガニ」とコラボした限定武器です。ド派手な見た目とは裏腹に基本性能はバランス重視。ライトボウガンの基本的な攻撃手段である通常弾をはじめ、ヒット時にモンスターの体内を突き進む貫通弾、広範囲に炸裂する散弾といった弾丸を手広く扱えるほか、モンスターの弱点を突きたい時に重宝する属性弾も装填OK。コラボ武器という異色のポジションではありますが、ガンナーならぜひとも1丁は作っておきたい便利なライトボウガンとして仕上がっていました。

 しかし、アメザリボウガンの真価はその見た目とバランス力だけにとどまりません。ずばり、最大の特徴は「射撃時の専用ボイス」。というのも、アメザリボウガンをひとたび装備すると、射撃時に「これでもかーっ!」、被弾時に「なんでやねーん!」という叫び声が周囲にとどろくのです。こちらのボイスはアメリカザリガニの柳原哲也さんが担当。モンスターへ向かって射撃するたびに、天を突き抜けるような甲高いツッコミボイスがフィールドに響き渡ります。

 アメリカザリガニのコラボ武器は他にもいくつか存在。いずれも専用ボイスがついているため、「アメザリハンマー」(ハンマー)や「アメザリクロウ」(双剣)の使い手が集合すれば、その時点でフィールドは(良い意味で)騒がしいお笑い劇場へと化すことでしょう。

●巨大な両腕を振り回す「ギガントピストル」(モンスターハンター 4G)

 ふたつ目に紹介するコラボ武器は、ニンテンドー3DS用ソフト『モンスターハンター 4G』(2014年11月)にて実装された「ギガントピストル」。「週刊少年ジャンプ」で連載中のマンガ『ONE PIECE(ワンピース)』とのコラボ企画で登場した双剣……と言うよりも、「モンキー・D・ルフィ」(ワンピースの主人公)の”両腕”を模しています。

 なぜ剣ではなく腕を武器本体にあしらっているのか? その答えは「原作の必殺技を再現するため」。ルフィが使用するギガントピストルと言えば、自身の腕を何倍にも膨らませて対象を殴りつける豪快な必殺技です。そして、その特徴は決してないがしろにされることなく、ゲーム内でもしっかりとらえられています。ハンターがギガントピストルを抜刀すると、刀身ではなく、拳を握りしめた状態の巨大な両腕が出現。ゴム人間ではないものの、両腕を振り回して戦うハンターはまさしく”悪魔の実の能力者”と言って差し支えないでしょう。

 しかし「ギガントピストル」を作るためには、通常とは異なるシチュエーションで行われるイベントクエストをクリアする必要がありました。その内容は「範囲の限られた闘技場でラージャンとイビルジョーを同時に相手する」というもの。凶暴モンスターの同時狩猟は説明不要なまでに難しく、ルフィの両腕を我が物とするには相応の覚悟が問われたのです。

 ちなみに『ONE PIECE』コラボでは、同様にイベントクエストをクリアすることで、ルフィ以外の原作キャラクター武器も作成可能。『海賊狩りの魂」(モチーフ:ゾロ/太刀)、「クリマ・タクト」(モチーフ:ナミ/操虫棍)、「カブト」(モチーフ:ウソップ/弓)などなど、いずれもデザインやギミックの再現度は総じて高かったように思われます。

●フィールドが法廷に変身?「異議ありパネル」(モンスターハンター ダブルクロス)

 上記ふたつの武器はハンターが装備するものでしたが、コラボ武器は何もハンターだけが扱える装備ではありません。3つ目に取り上げるのは、ニンテンドー3DS用ソフト『モンスターハンター ダブルクロス』(2017年3月)でお披露目された「異議ありパネル」。ギザギザの吹き出し内に赤字で「異議あり!」と書かれたオトモ(サポートNPC)専用武器です。

 異議ありパネルの元ネタは、カプコンが手掛ける法廷バトルアドベンチャー『逆転裁判』。同作における「異議あり!」とは、二転三転を繰り返す法定バトルを進行する上で欠かせないゲームシステムであると同時に、「逆転裁判と言えば”異議あり!”」と言い表せるほどの代名詞でもあります。

 そんなパワーワードを見事に武器として昇華させたのが異議ありパネル。こちらを装備したオトモがモンスターに殴りかかっていく様子からは、言葉の暴力……もとい物理攻撃で押し通す一種の頼もしさが伺えます。また同タイミングで用意されたオトモ防具「にゃるほど」シリーズを着込めば、『逆転裁判』の主人公「成歩堂龍一」(になりきったアイルー)がフィールドに降り立ち、ひたすらパネルを殴打するシュールな光景も垣間見えることでしょう。

 完全なネタ要素に振り切ったキワモノや通常武器を上回る実用性を兼ね備えた代物まで、コラボ武器には多種多様な可能性に加えて、「どれだけコラボ元のテイストを再現できているのか」という一種の期待も向けられています。ゆえに最新作『モンスターハンターライズ』ではどのようなコラボレーションが行われるのか、今後の動向にも期待が高まります。

(龍田優貴)

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