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ファンの世代交代をうながした『エメラルド』 ポケモンならではの“進化”とは?

マグミクス / 2021年9月16日 11時50分

ファンの世代交代をうながした『エメラルド』 ポケモンならではの“進化”とは?

■「ポケモンファン」を二分した? ”第3世代”から卒業した人は少なくない

 2004年9月16日は『ポケットモンスター エメラルド』(以下、エメラルド)の発売日。シリーズの3作目にあたる本作は、同じホウエン地方を舞台とする『ポケットモンスター ルビー・サファイア』(以下、RS)と並び、ファンから”第3世代”と呼ばれることもあります。(厳密には”第3世代”には、ゲームボーイアドバンス用ソフト『ポケットモンスター ファイアレッド・リーフグリーン』を含みます)

 シリーズを“世代”と表現するのは(原則として)『ポケットモンスター』が、ナンバリングタイトルを数字で表さないことに理由があります。この”第3世代”は、まさにファンの世代交代を促した、ひとつの転換期でもあるでしょう。

 ゲームボーイ用ソフトとして発売された、いわゆる『初代』『金銀』と違い、『RS』『エメラルド』は対応ハードがゲームボーイアドバンスとなりました。

 ゲームボーイアドバンスが登場した2001年は、ニンテンドーゲームキューブも発売された年です。前年の2000年にPlayStation2がリリースされたことも大きな話題になりました。

 どのハードを購入するか、『ポケットモンスター』の最新作をプレイするかどうか。『初代』が発売された1996年から数年の間でゲーム市場とプレイヤーの趣向も大きく変化していたこともあり、これまでのシリーズに触れてきたファンの意見も二分されたのです。

 また、”第3世代”からは、やりこみ要素も格段に増えました。バトルシステムも複雑化し、1匹の理想の「ポケモン」を育て上げるのに数か月かける猛者も現れ始めます。『ポケットモンスター』を卒業するプレイヤーと、シリーズを追うファン、新しいファンの温度差も徐々に広がっていったように思います。

■現在、”第8世代” 「ポケモン」の数だけ遊び方もファンも増える

発表時には不評の声もあがったが、徐々に期待も高まっている『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』(任天堂)

 2021年は『ポケットモンスター』25周年。リリースされているナンバリングタイトルの最新作『ポケットモンスター ソード・シールド』は世代で言えば”第8世代”。「ポケモン」も900種を越える勢いで増え続けています。では、”第3世代”から枝分かれしていったファンは今、どんな層がどのような遊び方をしているのでしょうか。

 タイトル数だけでも、熱心なファンですら全ての関連作品を遊び尽くせないほどあふれかえっています。

 例を挙げると、2021年7月、Nintendo Switch用にリリースされたチーム戦略バトルゲーム『ポケモンユナイト』は高い評価を集めました。9月22日(水)にはスマホ版の配信が予定されています。

 11月19日(金)には、「ダイパリメイク」ことNintendo Switch用ソフト『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』がついに発売。さらに、2022年1月28日(金)には、『Pokemon LEGENDS アルセウス』の発売が予定されています。

 ほかにも、トレーディングカードの「ポケモンカード」やアプリゲーム『ポケモンGO』『ポケモンマスターズ』などなど……。現在の『ポケットモンスター』は付き合い方もプレイヤー次第。間口が広くなったことから、年齢や性別、ハードを所持しているか否かなどの属性を問わず、ファン層も拡大しています。

 もとより、『ポケットモンスター』は自分の好きな「ポケモン」をパートナーにして、物語を進めていくことに醍醐味を持つゲーム。年を追うごとに登場する「ポケモン」と遊び方が増え、よりいっそう、自分の趣向を反映させられるようになりました。このことは、『ポケットモンスター』”ならでは”の進化だと考えられます。

(ふみくん)

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