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シャッター音にビクッ 視線を合わせない保護犬は元気いっぱい賢いワンコに激変 スタッフの献身サポートを実を結んだ

まいどなニュース / 2024年3月30日 15時30分

保護団体のサポートで見事幸せを掴むことができたあおみちゃん

2023年、とある事情から推定2歳の中型のメスのミックス犬が保護されました。名前は「あおみちゃん」。薄茶色の毛並みと垂れた耳、まん丸の目が愛くるしいのですが、初めて見る人間には目を合わせてくれません。

あおみちゃんを保護した愛知県の保護団体、SORA小さな命を救う会(以下、SORA)のスタッフは慌てません。「大丈夫大丈夫。今は人間が怖いかもしれないけど、一緒に仲良くやっていこうね!」と優しく声をかけました。

車やシャッターの音にその都度ビクビク

そうは言ってもなかなか心を開こうとはしないあおみちゃん。SORAのシェルターでもブルブル震えっぱなし。サークルの端っこにジッと固まり、体を触らせてくれないばかりか、近寄るだけで「こっちに来ないでくれませんか」と伏し目がちになります。それまでの環境では見たこともなかったであろう車の音、商店のシャッターの音などを聞いて、その度にビクっと固まってしまいます。

元野犬の場合、こういった場面で大暴れしたり、凶暴になるワンコもいる中で、あおみちゃんはあくまでもビクッとする程度。すごく穏やかな性格のようにも見受けられました。SORAのスタッフはそんなあおみちゃんを献身的にサポート。少しずつ声をかけながらトイレや散歩のトレーニングを続けていました。すると……!

ある日を境に態度が激変

少しずつ心を開いてくれるようになり、ある日を境にあおみちゃんの態度が一変。常に上機嫌でスタッフを見つめ、甘えてくるように激変してくれました。

スタッフの予想通りでした。心を開いてくれたあおみちゃんは穏やかで優しい性格。賢さも備えておりトイレも比較的早く認識し、散歩トレーニングも程なくしてクリア。散歩の際にうれしそうな笑顔を浮かべながら、スタッフと一緒に歩く様子にはかつて心を閉ざしてた様子をまったく感じさせないものになりました。

「ずっとの家族」を見つけ巣立っていった

さらにうれしい申し出も舞い込みました。「迎え入れたい」という優しそうな里親希望者さんが現れたのです。一定期間のトライアルでもかつてのように怖がる様子がなく、すぐに溶け込んだことから、あおみちゃんはこの家へと正式な家族として迎え入れられることになりました。

あおみちゃんが心を開いてくれるまでの経緯を思い出し「本当に良かった」とおおいに喜ぶスタッフ。あおみちゃんの好例を前に、今後の活動への想いがさらに強くなりました。

一般社団法人SORA小さな命を救う会
https://sora-chiisana.org/

(まいどなニュース特約・松田 義人)

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