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花粉対策で空気清浄機を使うなら…まず「玄関に置きましょう」! 正しい活用法、お手入れ方法を総合家電エンジニアが解説

まいどなニュース / 2024年3月14日 7時30分

自宅での花粉対策を考えるなら…まずは玄関に置きたい空気清浄機 ※画像はイメージです(yu_photo/stock.adobe.com)

花粉飛散の本格シーズンが到来しました。花粉対策のひとつとして空気清浄機を活用されている方々も多いのではないでしょうか。家庭での花粉対策を考えたとき、まず設置していただきたい場所は「玄関」です。総合家電エンジニアの立場から、理想的な空気清浄機の活用方法を紹介します。

花粉対策を考えた空気清浄機の置き場所は

花粉対策を考えたとき、まず心がけたいのは「自宅への花粉の侵入を最小限に抑える」ことです。そのため、空気清浄機の置き場所の筆頭は「玄関」になると思います。一般的に空気清浄機はリビングや寝室など、長い時間過ごす部屋に置くことが多いと思いますが、少し発想を変えてみましょう。

花粉に困られているみなさんは、すでに花粉を室内に入れないように、窓の開け閉めなどは極力控えていると思います。そのとき、残された花粉が侵入してくる経路は、人が出入りする玄関となります。

外出の際、衣類に付着した花粉は玄関前で可能なかぎり落としておきましょう。そのうえで玄関を開けてご自宅へ…という運びが推奨されます。もちろん、すべての花粉を落とし切ることは不可能かと思いますので、ご自宅へ上がられる第一歩の玄関に空気清浄機を置いて、室内に取り込んでしまった花粉を取り除くようにしましょう。

また外出先から住まいに戻って一定時間が経過し、玄関の空間の花粉が取り除かれてから、家族が長い時間を過ごすリビングなどに空気清浄機を移動させれば、より効果的かと思います。

空気清浄機そのものに着目すれば、ファンモーターで周辺の空気を吸い込んで内蔵されているフィルターで花粉などの汚れを取り除く方式と、ファンモーターで周辺の空気を吸い込んでから静電気を発生させて帯電したフィルターで花粉などの汚れを取り除く方式があります。集塵性能は後者の方式が群を抜いていますが、その分本体価格が高額になります。前者の方式であっても加湿機能が備わっていれば花粉対策も向上するでしょう。加湿機能の有無を確認してみても良いと思います。

臨機応変に移動させて使う場合の機種選び

大型であればあるほど本体内部に集塵機能を向上させる仕組みを内蔵できますので、花粉に限らず空気をきれいにする性能は高くなります。しかしながら、お住まいの環境によって選択肢が限られるのではないでしょうか。玄関専用として選択される際には邪魔にならないサイズ感のもの、さらにはデザイン性も考慮してもよいかもしれません。

玄関専用とせず状況に応じてお部屋を移動させることが可能であれば、お住まいの住居で畳数が最も広いお部屋の床面積2倍くらいに適用可能な空気清浄機を選択されると、臨機応変にお部屋を移動させて使用することもできるでしょう。

加湿器の併用も効果的

花粉は水分を含むことで重くなり飛散しにくい現象が発生すると考えられますので、加湿器の活用は効果的だと思います。

最近の加湿器には湿度センサーが据えられているものが大半で、センサーに温風が当たると加湿器の誤作動を誘発します。そこでエアコンなどと併用する場合は、エアコンからの風が加湿器本体に直接当たらず、さらにはエアコンの風に加湿器からの湿度を含んだ空気が乗るように置かれると効果的でしょう。一般的には、エアコンの下あたりに加湿器を置くことが推奨されています。

定期的にお手入れを

空気清浄機には「集塵フィルター」と「脱臭フィルター」が据えられていることでしょう。花粉の季節は空気清浄機がフル稼働することと思いますので、定期的なお手入れは必要不可欠です。集塵フィルターは、2週間に1回を目安に掃除機などでホコリを吸い取りましょう。脱臭フィルターは基本的に不要ですが、 汚れが気になる際には掃除機などでお手入れしてあげましょう。

   ◇   ◇

◆本多宏行(ほんだ・ひろゆき)総合家電エンジニア
テックマークジャパン株式会社業務部クレームチームエキスパート。家電全般、住宅設備、パソコン、車などの延長保証の修理精査業務に携わっている。多種多様な家電製品の幅広い専門知識が必要となる「家電製品総合エンジニア(総合家電エンジニア)」資格を保持。

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