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七夕の日、川の岩場で心細そうに泣いていた子猫 保護した直後に体調が悪化…奇跡のように現れた子猫の運命やいかに

まいどなニュース / 2024年8月4日 14時20分

保護当時。まだ小さな子猫だった=ちまきなころんさん(@chimakinakoron)提供

川の流れに飲み込まれそうだった子猫

2023年7月7日、福岡県在住のちまきなころんさん(@chimakinakoron)は、川で愛犬と共に水遊びを楽しんでいました。その日、川の流れは非常に強く、水の音があたり一面に響き渡っていました。しかし、そんな中で「ミャア」というかすかな鳴き声が聞こえました。最初は気のせいかと思っていたちまきなころんさんでしたが、愛犬が岩場を見つめて興奮し始めたことで事態が急変しました。

愛犬が興奮して見つめる先に、一瞬だけ子猫の姿が見えました。岩場の真ん中にぽつんとたたずむその子猫は、まるで運命の導きによりそこに現れたかのようでした。

「流れの強い川の中、猫が自分でそこに来るわけがなく、ましてやママ猫が運んでくることも考えにくい状況でした」

あたりが暗くなってきて、このままでは子猫が危険にさらされると感じたちまきなころんさんは、どうやって保護するか悩みました。しかし、幸運にも車の中に知人のキャリーが積んでありました。親子猫の搬送に使用し返却のために積んでいたものです。これを拝借し、チュールでおびき寄せ、手づかみでその子猫を無事保護したそうです。

彦星くんとの新たな生活

7月7日という特別な日に突然現れた子猫は、その日が七夕だったことから「彦星くん」と名付けられました。彦星くんは明らかに家で飼われていたようなまん丸ふっくらとした子猫で、優雅さと愛らしさを兼ね備えていました。

しかし、保護から10日後の7月17日、彦星くんに不調が表れました。40度の高熱を出し、ちまきなころんさんはすぐに動物病院へ連れて行きました。毎日点滴と診察に通い、懸命に看病を続けた結果、ようやく彦星くんの体調は安定しました。

現在、ちまきなころんさんは彦星くんがもう少し成長したら里親を募集する予定です。このロマンチックな出会いと奇跡の救出劇を経て、彦星くんは新しい家族を見つけることになります。その家族は、きっと彼のことを大切にし、彼の新しい物語を一緒に紡いでくれるでしょう。

七夕に突然現れた彦星くん。ちまきなころんさんと出会い、そして新たな命を吹き込まれました。彦星くんの未来が輝かしいものでありますように。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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