「毎日お風呂に入るの?」養子に迎えた娘の言葉に胸がしめつけられる…母の投稿が話題「泣けてきました」「娘さんの幸せな当たり前が増えていきますように」
まいどなニュース / 2024年12月24日 7時20分
「我が家に来てからの娘の言葉が本当につらかった。『お味噌汁って、温かいとおうちで食べても美味しいんだね』『毎日お風呂に入るの?』『昨日と同じ服はダメなの?なんで?』お箸や鉛筆の持ち方も歪で、ドライヤーをどのくらい離せば熱くならないかも知らなかった。娘のこれからの生活は私が守る」
養子として迎えた娘さんのエピソードを、二児の母で16.6万人のフォロワーがいる杏さん(@apricot_candy_a)がX(旧Twitter)に投稿。それは「お味噌汁って、温かいとおうちで食べても美味しいんだね」「毎日お風呂に入るの?」「昨日と同じ服はダメなの?なんで?」など、これまで当たり前だと思っていた日常生活を送ることができなかった娘さんの言葉につらい気持ちになったというもの。そんな投稿には、新しい家族とともに娘さんのこれからの幸せを願う人たちからたくさんのコメントが寄せられています。
「沢山の初めてに幸せを感じられます様に」
「当たり前なことなんてないのですが、娘さんの幸せな当たり前が増えていくことを願っています」
「泣けてきました…あたたかい家、美味しいごはん、清潔な環境。素晴らしいです」
「お嬢様が、子供時代のうちに、安心、信頼できるのであろう人物に巡り逢えたことに強く心を打たれます」
「娘さんは楽しい、うれしい発見の毎日なのかも 暖かいお布団においしいご飯、綺麗な服。お話ししてくれる、話を聞いてくれる、一緒に笑ってくれる、そんな素敵なママができて本当によかったです。これからもお幸せでありますように」
ある時、娘からの「手紙」に母が感涙…
多くの人たちの心に染みた娘さんのエピソードをポストした杏さん。娘さんを家に迎えた当時のことを、こう振り返ます。
「娘、我が家に迎えた頃はときどき『私がいて邪魔じゃないですか…?』って言ってたけど、その度に『あなたはもう我が家の宝物。邪魔になることは絶対にない』と返してたら最近は『私、宝物…?』と照れながら聞いてくるようになりました。娘が安心できるまで何度でも答えます。我が家の子どもたちは宝物です」
また杏さんは、娘さんが来てから欲しいものをなかなか主張してくれず気をもんでいましたが、ある時、娘さんから「この折り紙とシールが欲しい」と言われたことがありました。
「珍しく欲しいものを言われてすごくうれしかったんです。それも私への手紙のためでした。どんなに向き合っても力不足な気がしてたけど、その手紙に書かれた『最初からこの家に生まれたかった』の一文で全て報われました」
手紙を通じて、少しずつ娘さんとの距離が縮まってきたことを杏さんは実感。そして、娘さんの心の“変化”が徐々に言葉に表れてきたといいます。
「娘が『もう!お母さんちょっと待って!』って言ったんです。我が家に迎えた日なんて『ごめんなさい』『どきます』『何でもいいです』しか言わず、遠慮がちでわがままを言ってくれなかったのに…娘が初めて少し強い言葉を口にしました。口にしたとき、嬉しくて涙が止まりませんでした」
家族として迎えた娘のことをXに投稿、さまざまな意見が相次ぐ
何とか心を開いてもらうために向き合ってきた日々。これからも娘さんを幸せにするため、家族としての“絆”を深めていくことを心に誓ったという杏さん。そんな養子として迎えた娘さんのことを日々、Xに投稿しており、さまざまな意見が寄せられているそうです。
「小学生の娘を引き取ったと公表してから毎日のように『養子のことを投稿するな』と言われますが、私にとってその意見よりも大切なのは『実は我が家も養子を考えている』『ほかにもそういう家庭があって安心した』『養子といえば乳幼児のイメージだったけど、大きい子を迎える選択肢もあると気付いた』『自分も実親の元では育っていない、あなたの投稿を見て救われた』という意見。
日本はまだまだ養子が一般的ではなくて、養子を望む家庭も引き取ることが多いのは乳幼児。きちんとした家庭や愛情、教育を与えられさえすれば人生が変わるかもしれない子どもたちは気付いてもらえない。養子と里子の違い(※)を知らない人も多いです。
だから私はフォロワーが多い自分の立場を利用します。もっと『養子』『里子』という選択肢や制度に興味を持ってほしいし、大変なこと、葛藤したこと、うれしかったこと、報われたこと、その他諸々、少しずつでも知ってほしいんです。当然1番大切なのは娘の気持ちで、『これは公表しない』と決めている内容もあります。投稿には時差もあり、誹謗中傷混じりに『養子のことを投稿するな』と否定するだけでは、世の中は何ひとつ変わらないんです」
※「養子」「里子」…養子縁組は民法に基づいて法的な親子関係を成立させる制度で、養親が子の親権者。里親制度は、育てられない親の代わりに一時的に家庭内で子どもを預かって養育する制度。里親と子どもに法的な親子関係はありません。
(まいどなニュース特約・渡辺 晴子)
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