【鳥取発】イヤ~なカメムシ、触らず一網打尽!光に集まる習性利用 シュールなキャラがスタンプや土産物で話題に!!
まいどなニュース / 2025年1月15日 8時5分
土木建設・林業のWEST(ウエスト、鳥取市用瀬町別府)が「ものづくり事業」の一環で、カメムシ対策で照明器具などからつるして使う捕獲グッズ「へこきむし」を製作した。光に集まるカメムシを紙皿に貼った粘着シートで捕らえる仕組み。黄色の外装にはカメムシの別名にちなみ、商品と同名のオリジナルキャラクターをデザインし、実用面とともにユニークな土産物としてPRしている。
林業の省力化やコスト低減につながる林業機械開発を手がけ、特許取得の実績もある同社が、もともと自社製品の「販促グッズ」として開発。粘着力が強過ぎるとカメムシがもがいて悪臭を放つため、粘着シートが程よいくっつき加減となるよう試行錯誤した。
大中小の3種類で、レギュラー(中)は縦15・5センチ、横12・5センチ、深さ1・7センチ。2024年10月下旬、福井県であった機械販売の展示会場で並べたところ、2日間で計100個も売れる人気で、商品化を決定。11月下旬から、鳥取県内のホームセンターや土産物店で販売が始まった。価格はサイズ別に1個726~1078円。
カメムシの大量発生を受けて実用面で引き合いがあるほか、店頭ではひょうきんなキャラが目を引き商品に手を伸ばしたり写真を撮ったりする人もいる。
評判のオリジナルキャラは、大野憲一代表取締役(66)が「笑って心のゆとりのある生活につながる商品に」と発案。建設・土木向けの設計支援ツール「CAD(キャド)」を使い、細い線で描いた。
自社ホームページでキャラの履歴書ならぬ“屁(へ)”歴書を掲載する力の入れようで、へこきむしたちが各地の観光名所を案内するうちわや、全16種類のLINE(ライン)スタンプも作製。開発担当の植田祐司さん(45)は「『キャラクターグッズ部門』ができるぐらいPRしていきたい」と力を込める。
(まいどなニュース/山陰中央新報)
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