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鹿児島・天城町が「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」に 九州で初

毎日新聞 / 2025年1月13日 6時45分

与名間ビーチのサンセット=天城町提供

 鹿児島県奄美群島徳之島の天城町が、国連世界観光機関の「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」に九州で初めて選ばれた。持続可能な観光拠点づくりに取り組んでいる地域を認定する取り組みで、森田弘光町長は10日、毎日新聞の取材に「自然の中に人間、文化、1次産業が根付く素朴さが評価され光栄。認定を機に、ホスピタリティーをアピールし、インバウンドも一層受け入れる」と喜んだ。

 ベスト・ツーリズム・ビレッジは2021年に始まり、持続可能な開発目標(SDGs)に沿って自然・文化遺産を保全しながら観光拠点化に取り組む地域を認定する。人口1万5000人以下▽第1次産業を手掛けている▽地域コミュニティーの価値観やライフスタイルを保持する取り組みをしている――が条件だ。

 天城町は2024年11月14日、山形県西川町と同時に認定された。これまでに世界185地域、うち日本で今回の2町を含め8地域(他に北海道ニセコ町と美瑛町、宮城県奥松島地区、長野県白馬村、岐阜県白川村、京都府南丹市美山町)が認定されている。

 天城町は世界自然遺産「奄美大島、徳之島、沖縄県北部及び西表島」を構成する美しい景観を持つ。さらにサトウキビの葉を牛に与え、牛ふんを肥料にする循環型農業も展開。飼い主に連れられた闘牛が散歩する独自の光景や、伝統的建築の宿泊施設もあるなど、「日常の観光化」が図られている。

 認定により、ロゴマークの使用が認められる。また、昨年11月26日には国内認定8地域で連携協議会を結成。相互の情報交換などに当たる。【梅山崇】

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