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福が着きますように 豆まきに使う「福升」作りが最盛期 愛知

毎日新聞 / 2025年1月12日 18時10分

多くの人たちに福が訪れることを願って福升に文字を書き込む長谷川実彰住職=愛知県知多市で2025年1月12日、山崎一輝撮影

 2月2日の節分を前に、聖徳太子が開基した古刹(こさつ)・大智院(だいちいん)(愛知県知多市)で豆まきに使う「福升」作りが最盛期を迎えている。

 ヒノキ製の一升ます(約1・8リットル)に長谷川実彰(じっしょう)住職(76)が筆をとり、外側に「福」と「寿」、内側に「七難即滅(しちなんそくめつ)」「七福即生(しちふくそくしょう)」などの文字を書き込んでいく。昨年12月から始めて、1月25日ごろまでに約2300個を作る予定。

 福升は節分当日に祈とうを受けた参拝者へ配布する。「福」が書かれた面を下にして飾ると「福が着く」と言われている。持ち帰った人たちは、以前は米などを量る際に使っていたが、近年では貯金箱として硬貨をためる人が多いという。

 長谷川住職は「みなさんが難を逃れて、たくさんの福を元気良く頂けるよう願いを込めて書いています」と話した。【写真・文 山崎一輝】

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