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気象庁、南海トラフ臨時情報の調査終了を発表 宮崎で震度5弱

毎日新聞 / 2025年1月13日 23時59分

宮崎県で発生した最大震度5弱の地震について説明する気象庁の担当者=東京都千代田区で2025年1月13日午後11時20分、西本紗保美撮影

南海トラフ地震可能性「平常時と比べて高まったとは言えず」

 気象庁は13日、南海トラフ巨大地震が起きる可能性について「平常時と比べて相対的に高まったとは言えない」として、「南海トラフ地震臨時情報(調査終了)」を発表した。詳細な解析を経て、専門家による臨時の評価検討会が判断した。地震の規模を示すマグニチュード(M)が6・9(速報値)の地震が発生し、臨時情報(調査中)を発表していた。

 気象庁によると13日午後9時19分ごろ、宮崎県で最大震度5弱を観測する地震が発生。震源は日向灘で、震源の深さは約30キロと推定される。

 気象庁はこれを受け、南海トラフ巨大地震との関連性について調査するとして、臨時情報(調査中)を発表。評価検討会は詳細に解析し、この地震では南海トラフ巨大地震の発生可能性が高まるとされる基準(M7・0)を満たさなかったと判断した。引き続き、日ごろから地震に備えるよう呼び掛けている。

 南海トラフ臨時情報の制度が導入された2017年以降、「調査中」の発表は2回目だった。【西本紗保美】

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