1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

都議会自民の会計担当を立件へ 政治資金不記載疑い 東京地検

毎日新聞 / 2025年1月15日 11時40分

東京都議会議事堂=東京都新宿区で、佐々木順一撮影

 東京都議会の自民党会派の政治団体「都議会自民党」が開いた政治資金パーティーを巡り、ノルマ超過分のパーティー券の売り上げを政治資金収支報告書に記載していなかった疑いが強まったとして、東京地検特捜部は近く、会派の会計担当職員を政治資金規正法違反容疑で立件する方針を固めた。不記載総額は約3000万円に上るという。

 自民の派閥で問題になった政治資金パーティーを舞台とした裏金づくりが、都議会でも刑事事件化される見通しとなった。

 関係者によると、都議会自民党は公訴時効にかからない直近5年間で、2019年12月と22年5月にパーティーを開催した。パーティー券は1枚2万円で、都議には50枚計100万円の販売ノルマを課していた。

 会派は都議に対し、ノルマを超えた51~100枚目の売り上げの納入は求めず、101枚目以降については都議側と折半する運用をしていた。ノルマ超過分の売り上げは、会派、都議側双方の収支報告書に記載がなかったという。

 会派の収支報告書には現役の都議が会計責任者として記載されていたが、実際に会計実務を担って収支報告書を作成していたのは会派で事務を担当する職員だったといい、特捜部は、この職員が不記載を認識していたとみている模様だ。

 一方、都議側では、元職を含めて20人以上に不記載があった。不記載額は最大でも数百万円程度だったとされ、特捜部は、立件基準とされる3000万円に達していないとして都議の立件を見送るとみられる。

 会派の収支報告書によると、19年のパーティー収入は6246万円(21年の訂正後は6306万円)、22年は6112万円だったと記載されている。【安元久美子、北村秀徳、岩本桜】

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください