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高校生2人死亡事故から14年 遺族「飲酒運転根絶は命守る活動」

毎日新聞 / 2025年2月5日 11時45分

飲酒運転撲滅宣言をする私立博多高校の生徒ら(中央2人)=粕屋町で2025年2月4日午後4時12分、栗栖由喜撮影

 2011年2月9日に福岡県粕屋町で男子高校生2人が飲酒運転の車にはねられ亡くなった事故から14年となるのを前に、長男寛大さん(当時16歳)を亡くした山本美也子さん(56)が理事長を務めるNPO法人「はぁとスペース」が4日、飲酒運転根絶フォーラムを同町で開催した。町民ら約500人が参加し、飲酒運転ゼロを目指して新たな決意を誓った。

 フォーラムでは、山本さんと福岡県出身のシンガー・ソングライター、川嶋あいさんが対談。川嶋さんは飲酒運転事故について「軽はずみな行動で人や自分の人生を壊してしまうことがあるということを肝に銘じて生きていかなければ」と話し、山本さんは「飲酒運転を根絶していく思いは命を守る活動だと思う」と語った。対談後には川嶋さんがライブで歌声を披露した。

 また、14年前の事故で亡くなった生徒2人が通っていた私立博多高校(福岡市東区)の和太鼓部と書道部によるパフォーマンスもあり、飲酒運転の根絶に向けた活動についても紹介。フォーラムの最後には「日常を守るために一人一人が意識し、飲酒運転ゼロになる未来が訪れるよう思いを行動に移していきましょう」などと宣言した。

 山本さんは「皆さんと一緒に声を上げ、活動を続けていきたい」と力を込めた。【栗栖由喜】

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