永瀬九段長考、馬をウマくいなせるか 早くも2時間差 王将戦第3局
毎日新聞 / 2025年2月5日 14時41分
藤井聡太王将(22)に永瀬拓矢九段(32)が挑戦し、藤井王将の連勝で迎えたALSOK杯第74期王将戦七番勝負(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催)の第3局は5日午後0時半、1日目の昼食休憩に入った。藤井王将が攻勢に出て敵陣に角を打ち込み、永瀬九段が長考に沈む展開で進んだ。
永瀬九段が選んだ戦型は角換わり。藤井王将が右玉に構え、攻めの糸口がつかめなければ千日手に陥りやすい陣形となった局面で、永瀬九段は千日手を回避しようと2四歩(45手目)と歩を1枚手にした。これに反発して、藤井王将も8六歩(54手目)から継ぎ歩攻めを決行。永瀬九段が58分考えて攻めを受け止める決断をすると、藤井王将は永瀬陣が乱れた瞬間に4九角(60手目)と打ち込んだ。永瀬九段が再び長考に沈み、43分考えたところで昼食休憩に入った。
持ち時間各8時間のうち昼食休憩までの消費時間は、永瀬九段2時間25分、藤井王将28分と、早くも約2時間の差が付いた。
解説の中村太地八段は「藤井王将は研究済みの手順でしょう。藤井王将が馬を作れそうな展開で、永瀬九段は攻めをうまくいなしながら持ち歩の多さを生かして反発できるかの勝負になった」と説明した。【丸山進】
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