兵庫県知事選挙は『１１月１７日投開票』に 選管「誰が兵庫のリーダーとしてふさわしいか、一人でも多く投票していただいて…」

　９月３０日の兵庫県議会の本会議。その場に斎藤元彦前知事の姿はありませんでした。その本人は、３０日午前０時で“自動失職”したことを受け、出直し選挙に向けて、朝に地元の駅前で街頭活動。有権者らに頭を下げて挨拶するも、県職員への「パワハラ疑惑」など一連の問題については言及しませんでした。

　（兵庫県　斎藤元彦前知事）「頑張れという声もあれば、厳しい思いをお持ちの方もおられると思いますので、一人一人の顔やまなざしを見ながら、自分なりに受け止めた、というところです」

　知事選挙にはほかにも、尼崎市長を３期務めた稲村和美さんが出馬の意向を固めたほか、すでに医師の大澤芳清さんが共産党の推薦で出馬することを表明。３年前に斎藤前知事を推薦した自民と維新も独自候補の擁立を目指しています。

　こうしたなか、３０日午前には県の選挙管理委員会が、知事選を「１０月３１日告示」「１１月１７日投開票」で実施すると発表しました。

　（兵庫県選挙管理委員会　永田秀一委員長）「誰が兵庫のリーダーとしてふさわしいか、一人でも多く投票していただいて、意思表示していただく」

　自民党の石破茂新総裁が衆議院選挙について「１０月２７日投開票」の方針を固めたなかで、選挙事務に支障をきたさないよう日程が重なるのを避けた形です。

　兵庫の新たな舵取り役を決める戦い。県民はどのような選択をするのでしょうか？