「ずっと忘れない」「これ以上、人がいなくなることはいや」阪神・淡路大震災から30年 神戸の東遊園地で追悼行事…1万人以上が訪れる
MBSニュース / 2025年1月17日 12時35分
阪神・淡路大震災の発生から30年です。追悼行事が行われている神戸市中央区の東遊園地では、早朝から多くの人が訪れ、鎮魂の祈りが捧げられています。
1995年1月17日に起きた阪神・淡路大震災は、戦後初めての大都市直下型地震で、マグニチュードは7.3、神戸市などで最大震度7を観測しました。地震の威力は凄まじく、高速道路さえも倒れました。また、地震直後には大規模な火災が起き、街は変わり果てた姿となりました。
震災による犠牲者は6434人、重傷者は1万683人で、住宅の被害は約64万棟にのぼる、未曾有の被害となりました。
今年、追悼会場の東遊園地に並べられた灯籠でかたどられた文字は『よりそう』。東日本大震災など、『ほかの被災地の人たちとも共に歩もう』というメッセージが込められています。
そして、地震発生時刻の午前5時46分を迎えると、黙とうが捧げられました。
(初孫を亡くした人)「初孫が亡くなったからね。ちょうどよちよち歩き始めたころだった。前の日に写真を撮っていたので、そういうのを見ると、いつまでも…。あちこちで地震が起きて被害がでてきていると、いつまでも思い出して。もうこれ以上人がいなくなることはいやだなと思って」
(母親を亡くした人)「母親は1階で寝ていて、木造家屋がつぶれて家具の下敷きに。救助する人たちが来てくれたんですが、反応がないから、声をかけて返事のあるところが優先される。『申し訳ないけど』と行かれて。結局、3日後に自衛隊の人にだしていただいた」
(母親を亡くした人)「ずっと忘れることないですし、当時と気持ちは変わりませんよね」
今年の追悼行事には、午前7時時点で去年の2倍近い、約1万1000人が訪れたということです。訪れた人々はそれぞれの30年の年月に思いを馳せていました。
この記事に関連するニュース
-
「本当に命があってよかった」子どもを連れて訪れる被災者の姿も 阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼『1.17のつどい』
MBSニュース / 2025年1月17日 18時30分
-
阪神淡路大震災から30年 県内でも防災意識高める 県西部防災センターに団体客
チバテレ+プラス / 2025年1月17日 14時59分
-
「亡くなった方に恥じない生き方を」「人とのつながりをもっと大切に」阪神・淡路大震災から30年 各地で追悼行事 当時の記憶と教訓を伝える一日に
MBSニュース / 2025年1月17日 12時35分
-
阪神・淡路大震災から30年 追悼行事の会場には早朝から多くの人 灯籠の文字は「よりそう」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2025年1月17日 11時56分
-
「怖かったことを子どもたちにも分かってほしい」あす17日で阪神・淡路大震災から30年 16日から神戸・東遊園地で「1.17つどい」はじまる
MBSニュース / 2025年1月16日 18時30分
ランキング
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください