「本当に命があってよかった」子どもを連れて訪れる被災者の姿も 阪神・淡路大震災の犠牲者を追悼『1.17のつどい』
MBSニュース / 2025年1月17日 18時30分
阪神・淡路大震災から30年となった1月17日、神戸市中央区の東遊園地で行われた追悼行事『1.17のつどい』には、未明から多くの人が足を運び、犠牲者を偲びました。
(河田直也アナウンサー)「時刻は午前5時20分です。東遊園地では、皆さんそれぞれの思いを胸に、竹灯籠に火をともしています」
1995年1月17日午前5時46分、阪神・淡路大震災発生。死者6434人、重傷者1万683人という未曾有の被害になりました。
あの日から30年。追悼行事の会場では、午前5時46分、地震の発生時刻に合わせ、黙とうが捧げられました。
(神戸市在住 30歳)「自分の年齢と神戸の大震災というのが自分の人生と重なっていくようなイメージがあったので来ました。経験はしていないですが、命の大切さを伝えていけたらと思います」
(神戸・東灘区在住 60代の夫)「きょう誕生日なんです。いまだに何か…誕生日なんだけど、めでたいのか、めでたくないのか」
(60代の妻)「おめでとうがなかなか言いにくい。なかなかこんな話はしないんですけど」
今年、灯籠で描かれたのは、『よりそう』の文字。ひとつひとつの灯籠には作った人たちの思いや願いが書かれています。
『慰霊と復興のモニュメント』にも多くの人が訪れていました。
(河田アナ)「ここにはずらりと、阪神・淡路大震災で亡くなった方の名前のプレートが掲示されています。改めて被害の大きさというものを感じます」
(祖父を亡くした人 50代)「(Q30年たってどう思う?)すごく長かったような、短かったような気もします。常におじいちゃんが見守ってくれているというのがあるので、頑張って生きていきたいなと思っています」
17日朝の『1.17のつどい』。若い世代や家族連れの姿も多く見られました。
(神戸・長田区で被災 40歳の母)「今年ちょうど娘が、私が被災した年齢と同じ年齢になったので、ここにきて何か感じられることがあればと思って」
(10歳の娘)「(Qここに来て何を思いましたか?)震災はつらいことだということがわかりました。(Q学校や家で阪神・淡路震災について話す?)備えとか『こういう大きな地震があったんだよ』という話をします」
(40歳の母)「(Q30年たって思うことは?)生きてて良かったなと思うし、つないでいけてるんだなと。この子たちがいて、本当に命があってよかったなと思います」
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