【センバツ速報】21世紀枠が決定！”公立で神奈川ベスト8”の横浜清陵 ”部員全員が島育ち”の壱岐 第97回選抜高校野球大会

　球児のハツラツとした姿が春の訪れを告げるセンバツ高校野球。第97回選抜高校野球大会の選考委員会が、きょう1月24日午後に始まりました。今大会に出場するのは21世紀枠の2校と、一般推薦枠の30校、計32校です。

　はじめに、元プロテニスプレイヤーの杉山愛さんも選考委員に加わった、21世紀枠特別選考委員会で選出された2校が発表されました。

■21世紀枠は「横浜清陵　壱岐」

　21世紀枠は、各地区からの計9校が候補になりました。24日には、選考委員の前でプレゼンテーションが行われ、その後2校が発表されました。

■壱岐（長崎）

　1校目は九州の候補校、壱岐高校に決まりました。壱岐は玄界灘に浮かぶ人口2.4万人の島。21人の野球部員はみな島育ちです。離島のハンデを乗り越えて、秋の県大会で初の準優勝。その勢いのまま、九州大会でもベスト8に進出しました。野球部の活躍は、島民に「100年に1度の奇跡」といわれる感動を生み、部員全員が地元愛にあふれ、ボランティア活動などでいい影響を与えている点も評価されています。


■横浜清陵（神奈川）

　2校目は関東・東京の候補校、神奈川県立横浜清陵高校に決まりました。昨秋の県大会では、強豪私立校がひしめく神奈川大会で、公立校としてベスト8入り。準々決勝で東海大相模に敗れましたが、ここ数年、何度も準々決勝に進出するなど県立高校の中で安定した成果をおさめていることで選出されました。

■その他の候補校

北海道：釧路江南
東北：久慈（岩手）
東海：名古屋たちばな（愛知）
北信越：小松工（石川）
近畿：山城（京都）
中国：大田（島根）
四国：高松東（香川）