【センバツ全出場決定！】秋王者の横浜 伝統の広島商 沖縄のエナジックスポーツは初の聖地へ 大阪勢は98年ぶりゼロ…21世紀枠は横浜清陵と壱岐！第97回選抜高校野球大会

　球児のハツラツとした姿が春の訪れを告げるセンバツ高校野球。第97回選抜高校野球大会の選考委員会が、きょう1月24日午後に始まっています。今大会に出場するのは21世紀枠の2校と、一般推薦枠の30校、計32校です。

　大会は3月7日(金)に抽選会が行われて、3月18日から開幕します。

■21世紀枠は神奈川と長崎から

　元プロテニスプレイヤーの杉山愛さんも加わった21世紀枠特別選考委員会では、長崎県立壱岐高校、神奈川県立横浜清陵高校の2校が選ばれました。

■壱岐（長崎）

　1校目は九州の候補校、壱岐高校に決まりました。壱岐は玄界灘に浮かぶ人口2.4万人の島。21人の野球部員はみな島育ちです。離島のハンデを乗り越えて、秋の県大会で初の準優勝。その勢いのまま、九州大会でもベスト8に進出しました。野球部の活躍は、島民に「100年に1度の奇跡」といわれる感動を生み、部員全員が地元愛にあふれ、ボランティア活動などでいい影響を与えている点も評価されています。

■横浜清陵（神奈川）

　2校目は関東・東京の候補校、神奈川県立横浜清陵高校に決まりました。昨秋の県大会では、強豪私立校がひしめく神奈川大会で、公立校としてベスト8入り。準々決勝で東海大相模に敗れましたが、ここ数年、何度も準々決勝に進出するなど県立高校の中で安定した成果をおさめていることで選出されました。

補欠：山城　小松工

■一般推薦枠の30校は？大阪は連続出場途絶え…

北海道1
東海大札幌
補欠：北海

東北3
聖光学院(福島)　青森山田(青森)　花巻東(岩手)
補欠：山形中央　仙台育英

関東5東京2
横浜(神奈川)　健大高崎(群馬)　浦和実(埼玉)初　千葉黎明(千葉)初　山梨学院(山梨)　二松学舎大付(東京)　早稲田実（東京）
補欠：東農大二　つくば秀英　淑徳　帝京

東海3
大垣日大(岐阜)　常葉大菊川(静岡)　至学館(愛知)
補欠：岐阜第一　中京大中京

北信越2
敦賀気比（福井）　日本航空石川(石川)
補欠：小松工　福井工大福井

近畿6
東洋大姫路(兵庫)　智弁和歌山(和歌山)　市和歌山(和歌山)　天理(奈良)　滋賀学園(滋賀)　滋賀短大付（滋賀）
補欠：大阪学院大高　立命館宇治

　滋賀短大付は秋季大会1回戦で、大阪1位の履正社を破り初のベスト8。滋賀学園は、大阪2位で甲子園の常連・大阪桐蔭を破ってベスト8入り。

　昨秋の近畿大会は大阪勢でベスト8に入ったのは、大阪学院大高のみで、大阪勢のセンバツ選出の有無が注目されていましたが、98年ぶりにゼロとなりました。和歌山と滋賀からそれぞれ2校選出されました。

中国2
広島商(広島)　米子松陰(鳥取)
補欠：岡山学芸館　矢上

四国2
明徳義塾(高知)　高松商(香川)
補欠：新田　鳴門渦潮

九州4
沖縄尚学(沖縄)　エナジックスポーツ(沖縄)　柳ヶ浦（大分）西日本短大付(福岡)
補欠：鹿児島実　有明