1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

「髪の毛食えや」同居女性が凄惨な暴行受け死亡『上訴権を放棄』で懲役12年の判決確定 面会した記者に「十数年の懲役なんてごくわずか、BIGになる」

MBSニュース / 2024年5月1日 12時20分

去年5月、凄惨な暴行と異常な強要行為の末、同居女性を死亡させたとして、1審・2審で懲役12年を言い渡された22歳の男。「上訴権を放棄」したことにより、4月22日に懲役12年の判決が確定していたことが分かりました。

凄惨な暴行と異常な強要行為

判決などによりますと、山中元稀被告(22)は去年5月、同居女性(当時18)が他の男性と関係を持ったことに激昂。大阪府泉佐野市の自宅で女性に対し、▽全身を多数回殴る蹴る ▽腹部を踏みつける ▽エアガンでプラスチック弾を発射するなどの暴行を加え、出血性ショックで死亡させました。

さらに山中被告は「全部なめまわせ」「髪の毛食えや」「はよ飲めや」などと女性を脅し、床に広がった血をすすらせたり、被告が引きちぎった髪の毛で血を拭き取らせ、その束を口に含ませたりするという、異常な強要行為に及びました。

《裁判で公開された音声》

(被告)「全部なめまわせ」「髪の毛食えや」「おいしい?」「はよしいや」
(女性)「これだけは…無理」
(被告)「それで許したるって言ってんねんで、俺」

(被告)「20、19、18、17、16、15…」
(女性)「待って…」
(被告)「待たへんから!」「はよ飲めや、許したるって言うてんねん!」「飲み込んだらええだけやん」「一生かけて拷問していこか」「口放り込めや!」

山中被告はこの様子を携帯電話で動画撮影。その後、被告が動画を削除しましたが、捜査当局が復元に成功し、決定的な証拠になりました。

面会取材した記者に対し「十数年の懲役なんてごくわずか、痛くもかゆくも…」

去年11月の1審判決(大阪地裁堺支部)、傷害致死と強要の罪で懲役12年を宣告された山中被告。拘置所でMBSの面会取材に応じ、判決を受けてのコメントは次の通りだと語りました。

《面会室で山中元稀被告が記者に伝えたコメント》

「私の長い人生からすれば、十数年の懲役なんてごくわずかで、痛くもかゆくもまったくくらいません(原文ママ)」

「20代といえば、社会一般的に周囲の20代は遊び盛りです。ですが、私は他と異なり、私の20代は懲役で自由(原文ママ)を余儀なくされる始末です」

「ですが私は腐りません。私の20代は猛勉強し、少し脂の乗った30代に大きく飛躍し、BIGになる!これが私の人生計画・ライフプランです」

「痛くもかゆくもまったくありません、ではないか?」「自由ではなく、不自由ではないか?」と記者が確認しても、被告は自分が述べた通りだと強調。

また「法廷で被告自身が述べた反省の言葉と矛盾しないか?」と問いかけると、被告は「矛盾しないと思います」と答えました。

「上訴権を放棄」という形で…懲役12年判決が確定

面会後に被告側は、1審判決を不服として大阪高裁に控訴。控訴審で量刑不当などを主張しましたが、大阪高裁は4月16日、被告側の控訴を棄却していました。

大阪高裁によりますと、山中被告側・検察側がともに「上訴放棄申立書」を提出したことにより、4月22日に懲役12年の判決が確定したということです。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください