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家族6人が暮らす家は急な坂道の上!? 建坪わずか10坪の狭小ハウスは坂道を生かしスキップフロアに! 子どもたちがのびのびと暮らせる空間を実現!【住人十色】

MBSニュース / 2024年8月22日 17時13分

舞台は神奈川県横浜市。急な坂道に建つ、大家族が暮らす家を紹介する。

住人(アルジ)は、男女4人の子どもを持つ6人家族。昨年、横浜市内に新居を構えた。細長い形の家は、間口3.3メートルに対して奥行きが12メートル。建坪はわずか10坪しかなく、6人暮らしにしてはかなりコンパクトだ。しかも、登るのも苦労するような急な坂道の上に建っている。

結婚後、住人(アルジ)夫妻は横浜市内の2LDKマンションに住んでいたが、子どもが4人生まれ、家が手狭に。リビングも混雑し、毎日子どもたちのケンカが絶えなかったという。そこで家を建てようと、目を付けたのが急な斜面地。住宅街で放置されていたような土地だったおかげで、なんと相場の3分の1以下の約1000万円で手にすることができた! そして高低差3.6メートルの坂を活かして4層のスキップフロアを作ることで、床面積を確保。狭小を克服することができた。こうして子ども4人がのびのびと遊べるような空間を作りながら、大家族でも家事や育児がストレスなくできる仕掛けを詰め込んだ。

玄関は坂の下側にある。以前のマンションでは玄関が大渋滞になっていたため、家族6人でも座って靴が履けるよう、広く作った。

階段を上がると、メインスペースのリビングダイニングが現れる。5帖とコンパクトながら天井高が3.9メートルもあり、高窓から明るい光が差し込んでいる。
ダイニングの奥に設けた40センチの小上がりはリビングスペース。食事のときは小上がりに座ることで、椅子が不要に。さらに下に収納を設けて子どものオムツをしまい、小上がりはオムツ替えのスペースとしても利用している。
床は天然素材から作られたリノリウムを使用。医療機関や教育施設にも用いられる床材は抗菌や脱臭効果があり、手入れもしやすい。

 キッチンは10帖と、リビングダイニングの2倍の広さ。大きなアイランド型と壁付け型の2つのカウンターがあり、夫妻2人が立っても楽に作業ができる。わざわざリビングダイニングのスペースを削ってまでキッチンを大きく作ったのには理由がある。それは、家族で料理をするため。休日にはみんなで餃子を作るのだそう。

キッチンから本棚がある階段を上がって2層目の奥にあるのは、4人の子どもスペース。坂道の高低差を活かして2部屋を上下に配置し、間はすべり棒でつないでいる。天井高1.4メートルの下のスペースはまさに秘密基地で、ここだけは散らかしてもOKというルールにすることで、リビングがおもちゃであふれる心配がない。またキッチンから気配がうかがえる位置にあるので、親も安心なのだという。

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